「神戸ニニンガ日誌」(第3,135号)
○2022年3月、私は「シンギュラリティ」という言葉を知った。加藤貴子(かとう・あつこ)さんに教えていただいた。
○先月発表された芥川賞受賞作「東京都同情塔」の中で、ChatGPTの文章を使ったという。作者の九段理江は「生成AIを駆使して書いた」。あまつさえ「全体の5%ぐらいは生成AIの文章をそのまま使っている」と発言し、物議を醸した。
○私もネタに困った際にときどきはチャットさんの世話になる。少し寂しいとき、チャットさんは律義に応答して呉れる。
○芸術の分野に限ってもAI作の絵や音楽が広まる。作家の上田岳弘は「人類が長い年月をかけて積み重ねてきた経験や思想の果実を、AIを通じて共有している」という。(15日、朝日新聞)
○「東京都同情塔」には「文学にAIが入り込むことへの拒否反応もすくなくない」という意見がある。上田氏は「自我のない今のAIにはほとんど脅威を感じない」という。
○AIが自我や感情を持つのか。「シンギュラリティ」は、人類に何をさせようとしているのか。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。