後妻とて五歳の差とは限らない@嫉妬の時代いつまで続く | まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

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何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,124号)
 

○ラジオに歌手の伊香桃子。パートナーはアーティストのKAJAで、歳の差34歳。TIKTOK「私38歳カレピ72歳」に「カネ?」などのコメントがあるという。「カネ?」は金目当てか、という意味か。

 

桐野夏生『とめどなく囁く』は、海難事故で夫を亡くした早樹の話。7年後の死亡認定を終え、ゲーム会社会長・克典と再婚した。早樹41歳、克典72歳。31歳差。

 

○克典も妻を亡くしていて、2人で相模湾を望む超高級分譲地の巨大な庭付きの邸宅で悠々と日々を送る。克典の次女・真矢はブログで「財産目当ての若い後妻」と断じる。早樹と真矢は同い年。

 

○ヤクルトなどで活躍したペタジーニは25歳上の友人の母と結婚したが、妬みは起こらなかった。岸田秀の『嫉妬の時代』では、妬みを「個々人の心」と「時代の空気」で分析した。或いは金銭的事情に拠るか。

 

○とまれ桐野夏生の『とめどなく囁く』は、黒川博行の『後妻業』と共に優れた後妻小説だと思う。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。