「神戸ニニンガ日誌」(第2,946号)
○26人が乗った知床観光船沈没から1年。朝日紙はハッチの不具合、出航判断、通信設備、避難港の活用、救助体制の「5つの分岐点」を指摘。
○ハッチの蓋に不具合があった。事故の2日前に船長がきちんと閉めていないのを同業者が目撃。関係者は蓋の不具合に気づき、「ちゃんと締めて」と乗組員に伝えた。
○私が一番の問題だと思うのは、事故の3日前に検査機構の検査で「合格」になったことだ。関係者が不具合に気づいた前日に、だ。そも蓋がちゃんと閉まっておれば惨事にならなかった。何を検査したのか。国交省は今年1月、検査機構に対して「検査所要の改善」を指示した。何なんだそれは。
○悪天で船長判断で引き返す「条件付き」で出航した。神大の若林教授は船の世界に条件付きはないという。どんな場合でも危険であれば引き返す判断をすべきだ、と。
○その上で、小型船には義務化されていないAIS(船舶自動識別装置)搭載義務を提唱。依然としてまだ6人が行方不明のままである。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。