「神戸ニニンガ日誌」(第2,366号)
○ウイルス禍による巣ごもりでネットフリックスなど動画配信サービスが好調だという。
○かつて様々な落語をアイポッドに入れていた。DVDも買ったり借りたりした。同じ噺でも映像付の方が良かろうと思った。
○しかし、どの落語も映像よりもCDの方が私に「伝わる」のだ。なぜだろうか。
○談志の「芝浜」をCDとDVDで聴いた。談志の「芝浜」は、志の輔が弟子入りする決め手となったものである。
○音声だけで聴く方が臨場感があるのはなぜだろう。しかしそれが一番ではなく絶対に生で聴くのが一番である。
○①生②CD③DVDとなる。そういえばテレビで見る落語はラジオには勝らない。CDが勝る理由は脳でカバーする想像力が映像力を超えるからではないか。ヒロTが「ラジオはヒューマンメディア」と言った理由も奈辺にある。
○しかし②と③が五十歩百歩で、①が図抜けている。ライブにはメディアを簡単に超えてしまう力と作用がある。そしてVRなどの情報技術は本ナマのバリューをも超えるのだろうか。
まだいまだ。