神戸ニニンガ日誌(第2,090号)
○薬局で「バルガス」を買った。白衣のオジさんは、私の顔をチラと見て何かの四角い小袋をぐいと握らせた。
○「バルガス」というのは頭のフケを防止する液で、別に頭や脳が老けるのを留めるものではない。これがないと背広が真っ白になるよ(汚)。
○件の小袋はヤバいヤクなどではなく、爽やかなブルー地に「ミリオンパワー」と書いてある。無臭ニンニクの顆粒の試供品を手渡されたのだ。
○そういえばこないだ「ニベア」を買ったときも、「滋養が付く」ものを手渡された。この店はそのような手渡し商法実践店なのであった。
○とまれ、「バルガス」を買って疲れ果てた顔をしている私に白衣氏の診断が下され、「ミリオンパワー」を授かったのだ。
○そういえば、私も既に齢五十八歳。私の親の時代であれば五十五歳で定年し、今頃は臙脂のカーディガンか何か着て庭いぢりでもしているお年頃ぢゃないか。
○来年あたりから、拙宅の食卓に「養命酒」、「ミリオンパワー」、「痛散湯」、柿、餅、どくだみ茶、そして梅干が並ぶのか。オジン臭っ!
まだいまだ。