カレー沢薫とナンシー関に憧れる音楽療法士の読書日記 -2ページ目

カレー沢薫とナンシー関に憧れる音楽療法士の読書日記

音楽療法士・リトミック講師・作曲・編曲家の音楽家でもある私柳川が、コロナにより売り上げや収入が減少したピアノ教室やリトミック教室の集客方法や音楽家の収入源確保のアドバイスをするコンサルタント


ふとしたことをきっかけにアドラーにハマって読んでみた一冊。

呼んでいて当たり前だよねってことがたくさんでしたが、それがなかなかできないのは、やはりそれを行動し、習慣化することにしようとする人が少ないからだと思う。

すごく読みやすくいい本で、大切なところはメモしまくった一冊。
最初の下りが長く感じ、読むのやめようかなぁ?と思いながらも、カズくんが出てきて事態は一変。
そこからはティッシュを手放せないまま、一気に最後まで読み切ってしまった。
なんでこんなに亡くなる前の方、病気が進行する方の心情が書けるのだろうと思ったら、ご自身も病によって若くして亡くなったとのこと。
生きること、死ぬこと、病気と向き合うこと、病気を受け入れること。
いろいろ考えさせられる一冊でした。

てゆーか、カズくんみたいなイケメンって世の中いる?こんなのいい人すぎやろ!と言いながらカズくんにメロメロになってました。

初めての喜多川作品。
この本を読む前に、原田マハの作品を読んでいて
「からっとした気分」に酔い浸っていたので、ちょっと順番が悪かったかも。
哲学的と言うか、自己啓発のような言葉が好きな人にはピッタリ、かな。
だけど、本の中には人生ってそうだよねと思わせられることばがびっしりなので、読む価値あり。

人生初の原田マハ作品。
一言で言うなら、すごく後味のいい小説。
最近、小難しかったり、なんだか考えさせられる作品が多い気がするけど、読んだ後、気分がカラッと明るくなれる一冊でした。
舞台が北海道なのも良かった。
読んでたら地元が懐かしくなりました。
短編集なので、小説に読み慣れてない人も読みやすい一冊。