Damian Hamada’s Creatures(以下D.H.C.)は、世を忍ぶ仮の教職を早期退職した
聖飢魔Ⅱ創始者にして魔界大魔王・ダミアン浜田陛下が作詞・作曲した楽曲を
世間に「ダミアン浜田」名義で発表するために魔暦22年(2020)に集められたバンドです。
(早期退職の理由は作曲活動とは無関係)
バンドとしてそのままライヴが開催できるよう集められた6名の僕たちは陛下によって改臓され、
改臓人間としてレコーディングに参加しました。
第1期D.H.C.のメンバーは若手シンガー・さくら”シエル”伊舎堂(現・シエル伊舎堂)以外は
ベテランのプログレッシブロックバンド「金属恵比須」のメンバーを登用する形で集められました。
陛下の生み出した楽曲は第1、第2大聖典として『旧約魔界聖書』第Ⅰ章、第Ⅱ章が同時に発布され、
ダミアン節100%の楽曲とメンバーの演奏力の高さから世の注目を集めました。
さらに第1期D.H.C.は翌魔暦23年(2021)に第3大聖典『魔界美術館』として
かつて陛下が世に送り出した楽曲をリメイクする形で発布しています。
この間ライヴも行われていますが、ギターの大地”ラスプーチン”高木と
ドラムのマスヒロ”バトラー”後藤が不参加となる事もあり、
代役としてRENOファウストとKAZAMIクロウリーが参加することがありました。
金属恵比須の活動が活性化したことで第1期D.H.C.の活動が終了するのですが、
言い換えれば陛下の知名度が高く多くの音楽ファン(ほとんどは聖飢魔Ⅱの信者でしょうが)
に対する訴求力を持っていたものであるとともに
そこまで能動的に自分好みの音楽を探っていく人が少数派であることの証左でもあります。
これによりシエルを除くメンバーを再び探す必要性が発生し、
魔暦25年(2023)、第2期D.H.C.のオーディションが行われることとなりました。
その際、これまでの大聖典の随所でキーボードパートが収録されていましたが、
(以降の大聖典でも同様ですが)キーボーディストの募集はありませんでした。
ダミアン陛下を含めて5名+1悪魔の編成で活動を継続することにこだわったためでしょう。
また、年齢制限も設けられていましたが、これは第1期が金属恵比須+伊舎堂さくらになりがちであったことからでしょうか。
第Ⅳ大聖典『運命の支配者』のレコーディングはオーディションと並行して行われたため
第1期のサポートメンバーとして参加した実績のあるRENOとKAZAMIを超えるプレイヤーが
オーディションで見つからず、両名を正式メンバーに内定し参加させることとなりました。
オーディションの結果、もう一人のギターはアックスKAZUMA、
ベースはリリス一ノ瀬に決まりましたが、スケジュールの都合上ギターは全てRENOが弾き、
ベースは寺沢巧一によってレコーディングされ第Ⅳ大聖典『運命の支配者』が完成しました。
デーモン閣下とのダブル・ヘッドライナーツアーで閣下とD.H.C.は共演を果たし、
翌魔暦26年(2024)第二期D.H.C.がフルメンバーでレコーディングに望んだ
第Ⅴ大聖典『最後の審判』の発布となりました。