聖飢魔Ⅱ創始者であらせられる大魔王・ダミアン浜田陛下(またの名をサタン45世)が再び人間界に顕現!

6人の人間を改臓し悪魔の僕として「は、は、は、は、浜田さんバンド」、

もといDamian Hamada's Creaturesを結成し、その第1大聖典となるのが本作です。

今回のプロジェクトは略称がD.H.Cになりますが、かつて陛下がお尋ねになられた聖飢魔Ⅱのコピーバンドの
中に「SK-II」なる名称があったことを思い出しました。
 
陛下は作詞・作曲のみで一切演奏に参加していない辺りは地球デビュー後の聖飢魔Ⅱ同様ですが、
さくら“シエル”伊舎堂以外のメンバーはプログレッシブロックバンド「金属恵比須」のメンバーとして
人間界で活動している面々です。
 
金属恵比寿はかつて人間椅子に在籍していた後藤マスヒロ(D.H.Cではマスヒロ"バトラー"後藤)が
加入したことで初めて名前を知った程度で、それほど詳しくありませんが、
演奏技術を重視して選ばれたことは明らかでしたので、そこに不安はありませんでした。
 
20年前に解散し、今年地球デビュー35周年を迎えた聖飢魔Ⅱとの違いは何かというと、
かつて陛下が発布された個悪魔教典を思わせる楽曲で占められていることにあります。
 
聖飢魔Ⅱは良くも悪くもデーモン閣下をはじめとする構成員のキャラクターが濃すぎて
陛下の作詞・作曲した楽曲も聖飢魔Ⅱのカラーに染まってしまった部分があります。
(タイアップありきの曲ではありますが、『荒涼たる新世界』は非常に陛下らしい曲でありながら
本作とは一線を画していました)
 
初回限定盤付属のDVDで、各メンバーに質問を投げかける陛下の姿はまさに教師のようです。
(長年世を忍ぶ仮の職業として高校の数学教師をされていたので、当然ですが)
 
"Running like a Tiger"に「野獣」という単語が出てきますが、
ダミアン浜田陛下と野獣と言えばジャガーを連想してしまいます。
陛下は虎柄もお好きなのでしょうか。