いやいや、いきなりこんなことを言っても狂ったと思われることでしょうが、どうか落ち着いて聞いてください。とにかく、その困惑顔を、ウンコ踏んだ時みたいな顔をやめて聞いてください。
まず、この画期的事象を説明するには、風俗店というものについて説明しなければなりません。誰もが詳しいわけではないですからね。これはまあ、いわゆるエロティカルな店というか、エロスの殿堂というか、とにかく素敵なものでして、なんと、幾ばくかのお金を払うことによってカワイイお姉さんがアソコをチュッパチャップスとかしてくれるこの世の桃源郷です。
でまあ、この風俗店ですが、大抵の場合は大きな繁華街などに存在し、まるでその土地の神を鎮めるかのように威風堂々と建っているものです。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
しかしながら、最近ではこれらの事情が様変わりし、大きな変動期を迎えました。それがまあ、無店舗型風俗店への移行なのですが、これが風俗店を取り巻く環境を激変させてしまったのです。
繁華街などにデーンとそびえ立ち、お兄さん寄ってて!おっぱいだよ!おっぱいだよ!などと声をかけられたりするものを店舗型とすると、無店舗型は店を持ちません。電話によって注文を受け付け、ホテルや自宅などに女の子を派遣する、いわゆるデリバリーヘルスの形態が急速に台頭してきたのです。これはまあ、無店舗型の場合、営業許可が取りやすいという諸事情もあるのですが、とにかく、店を持たない風俗店が急増したのです。
さて、そうなると、何が付随的に急増してくるか。そう、風俗店のホームページが急増してくるのです。これは、IT化社会の発展と同調した部分も否めないのですが、やはり無店舗型の風俗店が増えたことが主要因ではないかと思います。つまり、店舗を持たない店は、フラフラとその辺を歩いている人を捕まえるわけにはいかない。雑誌に載せるかインターネットに載せるか、これくらいしか宣伝方法がないのです。
そうこうしてるちに、風俗店がホームページを持つことが当たり前になり、ホームページのない店舗は何か信頼の置けないイメージを持たれるようになってきます。すなるとまあ、後は右ならえな話で、どこの風俗店でもホームページを構えるようになる、そのうちそれらを統括した風俗情報サイトもできて、あっという間に一大風俗空間がサイバー上にできあがってしまうのです。
僕はこの、風俗店のホームページを見るのが好きでしてね、もう暇さえあれば日本全国各地の風俗店を舐めるように見てるわけなんですよ。いやいや、実際に風俗店に行くわけじゃなくてですね、僕なんか食い物なくて塩を直に食ってるような人間ですからね、そんな金ありませんよ。でもね、行けなくても見てるだけで楽しいんですよ。
例えば、課長との不倫に溺れる27歳OLがいたとします。課長は妻とは上手くいってない、じきに別れるなんていっていたけど、そんなの嘘よね、心のどこかで分かっていつつ、芳江は考えないようにしていた。気付かないバカな女を演じていた。けれども、ある日曜日、ふっと思い立って渋谷から東急東横線に乗り武蔵小杉駅に降り立った。そう、ここは課長のマイホームがある街。ルール違反だってのは分かっていた。お互いの生活を阻害しないって暗黙のルールだった。けれども、一目だけ課長の家庭を見てみたかった。あの人の家庭を見てみたかった。メモを頼りに閑静な住宅街を抜けると、通りの向こうから聞きなれた声が。「よーし正雄、お父さん大盛り食べちゃうぞー」「あら、あなたったら」「じゃあ僕も大盛りだ!」「ハハハ、頼もしいな!」そこには、会社での上司としての顔も、ベッドの上での男の顔でもない、父の顔、夫の顔をした課長が楽しそうに笑っていた。もう課長とは…終わりにしよう…。芳江は決意する。その夜食べたマロンパイは、今まで食べたどのマロンパイよりしょっぱかった。資料室で課長に別れを告げた芳江、失意のまま自分探しの旅に出ることを決意します。そう、この失恋の傷を癒すには…フランスに行くしかない!パスポートと航空券を手に花の都パリへ。きっと素敵なパリジェンヌが待ってるわ。
とまあ、こういう風にすぐにでもパリにいってパリジェンヌと戯れられる芳江はいいんですけど、そんなのアッパーパーなOLじゃない限りそうそういけるもんじゃありません。
では、そうそうパリにいけない人はどうするか。これはもう、パリのガイドブックやらを読んで行った気になるしかないですよね。ガイドブックやら読んで「へー、パリジェンヌはアナル好きなんだー」と遠き花の都に思いを馳せる。あまりにも例え話が長すぎて忘れていましたが、風俗店のホームページを眺めるとはそういうことなのです。行けないけど行った気になる、こんな凄いプレイが!こんな娘がいるのか!などとホームページを見ながら驚嘆するのがなんとも楽しいのです。
それにね、いいんですよ、風俗店のホームページってのは。なんといっても普通に乳とかでてますからね。女の子の写真なんか乳ボロンですよ。それも現実味のあるリアルな乳です。最近では各種メディアが氾濫し、同時に乳すらも氾濫していますが、巨乳アイドルにしても、AV女優にしても、いくら乳がボロリと出ていようともリアリティのない乳に過ぎないのです。手の届かないブラウン管の向こうの乳に過ぎないのです。どんな天変地異が起きようとも、その乳を両の手で鷲掴みにする可能性は絶無。言うなれば、トランペットと黒人少年くらいの相関関係でしかないのです。永遠に手にすることはできない。
それに引き換え、風俗店のホームページに溢れる乳はどうだ。例えそれが遠く神奈川県の風俗店の乳だったとしても、その気になれば飛行機に乗って店に行ってプレイ料金を払えば鷲掴みにできる。実際にするかしないかは別にして、その気になればできる、このリアリティが何より大きい極上のスパイスなのです。
そんなこんなで、全国津々浦々、北は北海道南は九州沖縄まで、全国に80万あると言われている風俗店のホームページを、暇さえあれば見て回り、リリックなどを書き綴っているわけなんですが、そこで妙なことに気がついたのです。
掲示板(BBS)
いやいや、今まで風俗店で働くお姉さんの写真とプレイ内容しかチェックしてませんでしたが、よくよく見ると大体半数のページに掲示板がついてるんですよね。
そりゃあ、ホームページによる情報発信ってのは一方通行になりがちですから、インタラクティブに閲覧者の意見を取り上げようって気概は分かるのですが、それはちょっとどうなのか、それよりなによりどんな世界が展開してるのか興味津々なわけですよ。
そういえば、以前の職場で同僚だった、ヘルス大王の名を欲しいままにしたヘルスエンペラー、地獄からのヘルス使者、ヘルス大好き鈴木君、略してヘルスズキ君が言っていましたけど、「こういった掲示板を設置している店は好感が持てる、優良店だからできる技だ」とかなんとか言ってました。なんでも、掲示板があるってのは優良のバロメーターのようです。
ふむふむ、そろそろ乳ばかり見るのも飽きた、ヘルスズキが言ってたように風俗店のページの掲示板ってのはいいものなか、いっちょどんなものか覗いてみるか、と「掲示板」の文字をクリック、そこには驚愕の熱き世界が、臨界点の如き灼熱の熱量を誇る世界が待ち構えていたのです。
| オススメで 投稿者 ゴンタ すごい責め技を持ってる女の子とかいますか? Re:オススメで 投稿者 店長 |
これは名古屋のとある風俗店の掲示板なんですけど、お客と思わしきゴンタの質問にお店の店長が懇切丁寧に答えると言う親切設計。なるほど、これならゴンタも店を利用しやすくなるって寸法か。なかなかうまいことやってるじゃねえか。しかも、店長はどんどんエスカレートしていく客の質問にもキレることなく答えていきます。
| 質問ですが 投稿者 スターシャイン 今度利用しようかと思ってるのですが、オムツの持ち込みとか大丈夫ですか?別料金になりますか? Re:質問ですが 投稿者 店長 |
僕などはオムツを持ち込んでどうする気だ!きさまー!などと答えてしまいそうですが、店長は冷静に答えています。他にも
| アナルを 投稿者 ムキムキマン アナルを責めてもらいたいのですが、指を第二関節までねじこむことができる女の子はいますか? Re:アナルを 投稿者 店長 |
とまあ、マミちゃんはどんなテクニシャンなんだ、それよりなにより、ムキムキマンの第二関節というこだわりはどこからきてるんだと妄想が募るばかりですが、店長は冷静に返答しています。
やはり風俗店の掲示板ってのは凄い。普通にオムツをとかアナルをとか書き込んでも冷静に返事が返ってくる。こんな世界、他にはありませんよ。KA-TUNファンが集ってる掲示板なんかにアナルとか書こうものなら集中砲火ですよ。メガネ女に集中砲火食らいますよ。下手したら通報されかねません。
こいつはすげえ世界だ。こんな熱い掲示板があったとは盲点だった。と驚愕した僕は、本当に下賎なことを書き込んでも店長が真面目に返してくれるのだろうか、と以下の書き込みをしてみました。
| ぶははははははは 投稿者 pato アナルもペロリですわい |
我ながら酷い書き込みで、僕が店長だったら間違いなく削除してアクセス禁止処理ですが、即座に店長からレスポンスがあり
| Re:ぶははははははは 投稿者 店長 アナルをペロリと舐めるプレイは女の子によってできる場合とできない場合があります。事前にお問い合わせください。ご利用お待ちしております。 |
やばい、僕はちょっと感動している。まさかこんなどうでもいい書き込みにまで丁寧にレスしてくれるだなんて。過去、大学の同級生が集う大学掲示板がありましてね、そこで「アナルから血が出たんですけどどうしたらいいんですか?」と至って真面目に、本当に困り果てて投稿したら法学部の女子学生に「通報しますよ、告訴します」と極めて冷徹にレスされたのを思い出して少し泣けてしまいました。
こいつはなんて素敵なんだ!とすっかり風俗店掲示板の世界の虜になってしまった僕。早速、全国各地の風俗店のページを巡り、掲示板を読み漁りましたよ。こんなにも熱い、みんながみんな裸の自分を見せつけてる世界があったのかと驚愕して読みふけりました。
結構色々読んでみますと、やはりというか、なんというか、どこの掲示板でも下賎な民に対して妙に優しい。特にすごいところなんてお店の女の子との交流が盛んで大変なお祭騒ぎ。なんかプレイを終えて家に帰った男達が女の子相手にメッセージを送っていたりするんです。
| みゆきちゃんへ 投稿者 4時過ぎにきたヒゲ 今日はどうもありがとー。みゆきちゃんの攻撃にクラクラだったよー。乳首チョリチョリ攻撃が一番よかったよー(´▽`)。今度は負けないようにこっちも乳首チョリチョリしちゃうぞー(^。^;)ノ。覚悟してね。どんどん寒くなってくるけど、風邪ひかないようにねみゆきちゃん。ヒゲは毎日みゆきちゃんのこと想っています。またいくねーヽ(^ー^)ノ。 |
まあ、僕が件のみゆきちゃんだったら、「きもちわるい」の一言レスをしてしまいそうです。なんだよ乳首チョリチョリって。少なくともヒゲのオッサンが公の場に書いていい文章じゃない。ヒゲ面が顔文字かよ。しかしながら、それすらも受け入れられるのが風俗店の掲示板。ちゃんとみゆきちゃんからのレスポンスがついていて
| Re:みゆきちゃんへ 投稿者 みゆき 4時過ぎに来たヒゲさんありがとうございます。乳首チョリチョリ攻撃楽しみにしてますね。みゆきも負けないように技をみがいておきまっす。風邪引かないようにきをつけてくださいね。 |
実際にみゆきちゃんが書いてなくて、店長が書いてる臭い文章なのですが、それでもどんな気持ち悪い文章でも受け入れられている。実はこれ、結構大切なことなんじゃないかなって思うんです。
今の世界、全てが排他的でありすぎるような気がします。イジメも問題にしてもそうなのですが、多くの排他の結果が、攻撃的な関係を生み出し、結果、誰もが望まない悲劇を生み出してしまうのではないでしょうか。そう、なんだか、今の世の中は常に誰かと誰かが争っているような気がします。
人間ってのはいつからこんな好戦的で排他的になったんだろうと思うのですが、まあ、戦争の歴史、人種差別の歴史を見ていたら、やはり人間ってのはやはり本質的に排他的で好戦的なんだと理解できます。
けれどもね、いい加減そういうのはやめましょうよ。どの歴史を見たって排他の結果なんて喜ばしいものではありません。もっとこう全てを受け入れ排他的にならない、そんな世界が大切なんじゃないかと思います。
そりゃあ、風俗店の掲示板だって向こうは商売です。何でも受け入れるのは当たり前ですが、どんな下賎なことでもうざったいことでも、気持ち悪いことでも受け入れてくれる寛容な精神が大切なんじゃないかと思います。
ちなみに、どんな書き込みでも受け入れてくれる風俗店の掲示板ですが、関東圏のある風俗店の掲示板で見つけた下の書き込み。
| アユミちゃんへ 投稿者 ゴンザレス あゆみちゃん、今日は楽しかったよ。またおねがいね。そうそう、さっき話した僕のホームページだけど、良かったら見てみてね。アドレスはhttp://www.numeri.jp/だよ。あゆみちゃんのために更新しておいたから読んでね? |
こら!ゴンザレス!オイタが過ぎるぞ!
なんかゴンザレスが僕のサイトを自分のサイトだって偽ってアユミちゃんに教えてるんですよ。そんなことして何の得になるのか全く持って理解できないのですけど、そういうのはちょっとやめてくれよなゴンザレス、これは自分的には受け入れられませんよ、乳首チョリチョリ攻撃しちゃうぞ!とか憤っていると、アユミちゃんからレスポンスがついてて
| Re:アユミちゃんへ 投稿者 あゆみ うーん、なんか文字がいっぱい…。あゆみ苦手だから読めないよ、ごめんね…。 |
なんとアユミちゃんには不評な様子。なんでも受け入れてくれる風俗店掲示板のはずなのに、ゴンザレスは、というか僕のサイトは受け入れられていないという衝撃の展開。どこが悪かったんだろうと傷心のあまりフランスに自分探しの旅に出てしまいそうな気分です。
とにかく、今、風俗店の掲示板が熱い。皆さんも一度アクセスしてみては。きっと受け入れてくれるはずですよ。