個人的には名器と思えるバックパックでしたね。

90年代頃の製品で、マウンテンスミスの「黒月モデル」と呼ばれた、最後のアメリカ製造の時代のバックパックでした。マウンテンスミスの真骨頂は「ウエストバック」ですが、このバックパックも素晴らしい出来栄えでした。特徴としては軽量もさることながら、ある程度容量も有るので(恐らく20L前後だと思います。)、1泊2日ぐらいの軽旅行には丁度良かったですね。色も黒なので、会社の出張でも重宝しました。作りは簡素で中はアクセサリーポケットが入り口に一つだけで、敷居も無く自由に荷物を入れる事も出来ます。外側フロントにはチェストベルトや収納出来るウエストベルトはマウンテンスミスのウエストバックでおなじみの3点ベルト止でしっかりホールド出来ます。リア側の黄色のドローコードで一時的にジャケット等の軽量の荷物も止められ、上部雨蓋や下部には、ベルトループ等も設置されています。昨今のウルトラライトウェイト系ギヤを当時としては先取りしていたバックパックだと思います。ただ、今のマウンテンスミスはかつての面影も少ないので、少し残念ではありますね。昔のマウンテンスミスは本格的なものを作ってたんですよね。今では手元に無いのが残念です。

 

因みにこのマウンテスミス、映画「クリフハンガー」で救助隊がマウンテスミスのバックパックを背負って居ます。映画の撮影とは言え、救助隊員が命を預けるバックパックとしてマウンテスミスを選んでるということで「本物」の証だとも言えますね。

丁度この頃、スキーに誘われた経緯があり、スキーウェアの調達を兼ねて、水道橋のアルペンだったり、登山用品店を見て回りましたが、頻繁にスキーにも行かないだろうと判断し、他のシチュエーションでも使えるジャケットとしてこれを選びました。(パンツは別途買いました。)

 

このジャケットは90年代頃に上野のアメ横のアウトドア製品を扱ってるお店(名前は覚えてませんが、今でもお店はあります。)で購入したジャケットで、珍しいことに「Made in France」です。当時のマウンテンパーカー系は、どれも似た作りとGoreTexを使用していればそれ程性能に違いが無かったので、デザインが「プルオーバー」とグレーの色を兼ねてこれを選びました。結果的に見れば機能的な部分ではよく考えられたジャケットでしたね。襟の周りにはフリースを設け、暖気を逃がさない構造ですし、襟裏にはフードが収納されているので、天候悪化時にはとても役に立ちます。防水素材としてGoreTex2レイヤー(裏地メッシュ)です。値段確か44000円(税)だったと思います。肩のや肘部分も別素材を使って補強もされたりとしっかりとした作りでした。改めて見ると、今のスリムフィットのウェアとはかけ離れた時代の製品だと思いますね。

 



 

 

 

今では大変珍しいティンバーランドのトレッキングシューズになります。90年代当時に置ける最新技術をこの登山靴に余すこと無く使い切ったモデルでした。これはミドルカットモデルですが、ハイカットモデルもありました。完全なオールレザーブーツで、革はイギリスの革メーカーであるピタード社の防水フルグレインレザーを使い、内部も革で縫製されています。本革なので、蜜蝋オイルを入れて磨き上げると、写真のような「飴色」になり、素晴らしい色合いと風合いが出ます。内側には「Gore-Tex」を使い完全防水を行い、中敷きもレザーを使うという贅沢な仕様です。ソールはもちろん「ビブラム・ソール」で、本格的な登山靴を作りました。製造国は登山靴と言えば「イタリア製」か「ドイツ製」が有名な所ですが、こちらは「イタリア製」と言う事で、本格的に作られたものでした。

ブランドメーカーはアメリカ、レザーはイギリス、製造はイタリアと年代を考えるとまるで「バブル期」にふさわしい?勢を尽くしたとも言えますね。

当時はティンバーランドのアイコンでもある「イエローブーツ」が多数を占めて居たので、このモデル自体も「こういう製品も作りました」的な扱いで、ストリート雑誌で見かけた記憶があります。最近復刻版が出ましたが、外見を正に「模倣」しただけに過ぎず、残念な形で終わった印象でした。革の質は所謂量産品のレザーで作り、当時は内部の防水素材「Gore-Tex」を使いましたが、この復刻版では使用されませんでした。こうなるとただの登山靴ですね。

オリジナルに話を戻しまして、ベースは登山靴なので、ソールを換えれば、ほぼ一生付き合える正に一生ものと言えます。

ただこれの素晴らし利点は、名前の「ワールドハイカー」と言える所以の通り、登山だけでなく色んな場面であらゆるところでの使用を前提として作られた「オールラウンド」タイプと言うことですね。なので、私はもっぱら冬場のストリートで履いてます。

*宝の持ち腐れとも言えます。

因みにこの登山靴は某オークションサイトで偶然入手し、偶然にもベストサイズで嬉しい結果で終わったわけですが、登山靴の場合はサイズ感・フィッティングが「最重要」ですので、本気で登山靴を購入される場合は、正規店で相談された方が無難だと思います。





こちらも前回紹介したパタゴニアニューマテックシリーズのパンツ版になります。

中々パンツを購入刷るのは少ないですが、たまたま見つけて買いました。当時としては、珍しい「立体裁断」を使用して作られたパンツでしたので、肘やウエストが突っ張る事なくスムーズに履けました。しかも軽量なので、今で言う「トレイルランニング」でも、使おうと思えば使えるレベルの性能だと思いますね、もちろん今と成っては単なる防風パンツの性能しかありません。サイズがSですが、大きいと思いきや、股下もちょうどでした。製造国もコロンビア製と珍しいです。ポケットも無いので完全は一枚布をパンツに仕立てたものなので、用途はかなり限定的でした。

 

前回紹介した「ニューマテック プルオーバー」のサイクルウェア版になります。この商品で印象が有るのは、やたら袖が長いと言うことでしたね。もちろんサイクルウェアなので腕を伸ばす事が前提ですから袖が長く作られて居るのですが、それしても長い印象を当時持ちました。サイズXSでも若干長いですから、SやMを見かけて試着した時はもう、漫画に出てくる袖長キャラでした。写真のものは色はオレンジですが、他にもターコイズブルーもありました。この時代のカラーリングのセンス高さを思いました。防水性能言わずもがな、劣化してるのでありませんが、ウインドブレーカーとしては一応使えると思います。


パタゴニアの独自防水素材として「H2NO」シリーズがありますが、今回紹介するこの「ニューマテック」と呼ばれた当時独自の防水素材を使用した製品がありました。このモデルは2003年頃の製品で、防水機能のランクで、今で言う「2レイヤー」に相当し、表地のナイロンの裏側にこの防水フィルムを蒸着したものになります。で、肝心の防水性能ですが、正直まるで使い物に成らない製品でした。しかも蒸着技術が完璧で無い時代故に、この防水フィルムのコーテングが劣化し、ボロボロと剥がれ落ちる始末でした。ただこの製品はその劣化を免れて居たので、普通に着ていましたが、もはや既にウインドブレーカーに成り下がってしまいました。もちろんファッションとしてはパタゴニアなので、その点は色褪せないのは流石だと思います。機能的な事を言えば、正面のカンガルーポケットを裏返すと本体を収納出来る「パッカブル」仕様で裏返すとメッシュ地なので、濡れても直ぐに乾く部分は当時としては考えられた居ました。コードフックも備えられて居たので、どこかにぶら下げることも出来ました。残念な点はアメリカ製で無いのとサイズが「S」と大き過ぎました。当時はまだ「アジアンフィッティングモデル」が無いので、輸入されたものをそのまま合わせるしかないので、私のベストサイジングである「XS」がそもそも数が少ないのも、当時悩みのタネでした。


 

 

前回紹介した「R1プルオーバー」の1段階上の製品で「R2」シリーズのベストになります。こちらは2000年に発売されたもので、もちろん「Made in USA」とサイズ「XS」は変わらず貴重なものでした。R2シリーズはR1と比べ、保温力を重視し、且つ軽量に重きを置いたスタンスだったと思います。とは言えフリースなので、流石にダウンベスト比べると用途が違うのでアレですが、所謂「レイアリング」の観点から言えば、ある意味最重要のウェアとも言えます。ベストは何気にあると重宝します。ただ、流石にこのベストでは、昨今のアウトドアでの使用はファッションならともかく、実使用には厳しい性能だと思いますが、そこはパタゴニアと言う事で、やはりいい感じがあって良いですね。


 

 

90年代後半に掛けてフリースの成熟期に差し掛かった時代に、パタゴニアはRシリーズ(レギュレーションシリーズ)と呼ばれるラインナップを発表して来ました。具体的にはR1は薄手のフリース地の裏側に正方形のグリッドパターン地にしその溝に通気性を設け、速乾性や保温性も併用させる生地を開発し採用しました。このシリーズはR2からR4まで続くのですが、数字が大きくなるほど、生地の厚みを増してる構造になり、R4ではフリース内部に防風フィルムを挟み込んで、完全防風フリースとして居ました。*これとは別に「レトロXカーデガン」も同じ構造で既に販売されては居ました。

この商品はその初期の頃の製品で、「R1」のプルオーバーとして販売されて居ました。当時で言う「ポーラテック・パワードライ」と言うグリッド状に加工されたフリース地を使い保温性と速乾性をもたせ、ブルーとブラックの部分は部分的に使い分け、伸縮素材を使い動きを妨げないなど、考えられて作られていました。今で言う「立体裁断」に近い技術が当時備わった製品でした。フードを被ると口元も覆えて「バラクラバ」状態になりました。胸元のポケットも比較的収納力もありました。袖先も「サムホール」に成っているので、手の甲まで保温出来ました。またわかりづらいですが、股下に当たる裾先には、ナイロンループが付いて居るので、別途ナイロンコード等で裾先のずり上がりを防止出来る機能?(詳細は解りません、私感的見解です。)も付いた居ました。こちらも貴重な「Made in USA」とサイズも「XS」と大変貴重な製品でした。使用感は現在販売されているR1プルオーバーと比べると、幾分厚みも有りますが、デザイン性はこちらが一番だと未だに思います。

 


 

 

この商品は99年頃の製品でフロント正面のポケットを裏返す事で「パッカブル仕様」になる優れものでした。本体は化学繊維なので、洗濯も容易に出来て、乾くのも早いです。中綿はプリマロフト系の化学繊維なので、流石にダウン等と比べるとそこまでの保温力はありませんが、中間着として割りかし頼もしい存在でした。前回紹介した「ファイヤーボール」と同じく「Made in USA」やサイズが「XS」とこれまた貴重な時代の製品でもありました。やはりアメリカ製はなんとなく響きが違うと思います。


 

 

 

 

 

 

 

90年台頃にストリートファッション業界ではアウトドアファッションブームがありまして、パタゴニアを始めとするアウトドアメーカーのアイテムを着る人達が多かった時代がありました。

私もその中の1人でありました。ただ私の場合は、単なるファッションアイテムでなく、その機能美等にも惚れ込んだ部分がありました。当時のアウトドア故のビビッドなカラーリングやフリースウェア、マウンテンパーカー等が大人気でして、一時期は高値で販売されていた記憶がありました。

 

写真のジャケットは「ファイヤーボール」と言う製品で、98年から2000年までの僅か3年の間だけ販売されていたジャケットでした。

当時はこれまた大人気であった「ダス・パーカー」の陰?に隠れた形で販売されたのか、あまり人気?も無かった記憶がありました。所謂フードがないダス・パーカーの位置付けだったと思います。

その内の98-99年製は「Made in USA」とアメリカ製造だった大変貴重なものでした。特にサイズが「XS」と、今でこそ「アジアンフィッティングモデル」が存在しますが、それが無い時代、Sサイズでも「馬鹿でかい」このモデルに至って言えば、これまたレアなジャケットでした。中綿に化学繊維を使って居たので、右側ポケットを裏返す事で「パッカブル」になる優れものでした。ただ、実際に使用して感じたのは、化学繊維なので、ダウンジャケットと比べるとやはり寒い感じでした。ただ、化学繊維特有のメリットは多くあり、コンパクトに収納可能で有ったり洗濯も容易に行えて、直ぐに乾く点は素晴らしいものがありまたね。

その後、このモデルの後継に当たるものが、当時から並行して作られていた「パフボール」と呼ばれる商品群として、引き継がれる?形で販売されてましたが、この頃には中国製やタイ製に置き換わりましたので、やはり「Made in USA」に弱い私としては関心を引く事はありませんでした。

因みに、諸事情あってこのジャケットは手元にはありません、実に残念です。