自分の初ラウンドは大学2年のとき、神奈川のコースで比較的簡単なコースでは

ありましたがスコアは89でした。同伴の父や父の友人にもびっくりされたものです。
なぜこんな話をするのかというと別に自慢したいからではなく(笑)、

アベレージの多くの人に欠けている部分が結果的に身についていたからです。


当時はバブルの時代でゴルフにはものすごくお金がかかりました。

バイト三昧の大学生にそんな余裕はなく楽しみといったら週1の練習と

2のショートコースでした。

そのショートコースは最長でも80ヤードくらいの
ショートコースでしたが3000円で回り放題だったので

朝から晩までSW一本でラウンドしてました。
クラブもお古の6アイアンとSWの2本しかもっていなかったので

練習もこの2本が主体でした。


さて、ある程度の月日がたつとショートコースでは9ホールで

イーブンから2オーバーくらいまでの間で回れるようになっていました。


いざ初めてコースに出たときにはドライバーは大スライス、

ロングアイアンは打てないはで大きいショットは大変苦労しました。

・・・が80ヤード以内に入ればSWを使ってそこから3
あがれるようにはなっていたので、林や斜面に行ってもとにかくその領域まで

ボールを運ぶようにしていたら結果的に89のスコアになっていたのです。


ラウンドをしていると多くの人にはその3打の領域(テリトリー)が

存在していません。
よほど難しい状況でなければ、ほぼ3打であがれるという領域があると

こんなにコースで心強い事もありません。
大きなミスをしない限りダブルボギーを叩かないからです。


大きなショットよりも小さなショットをターゲットを決めて練習する。

こうするとゴルフの本質は「ターゲットゲーム」であるという事が

無意識に身につきます。
よく「まず振る事から初めて正確性は後でいい」という教えがありますが

自分は反対です。よほど練習環境に恵まれた人ならいざしらず、

ターゲットに関する意識を疎かにして振る価値観が一旦身についてしまうと

なかなかそこから脱っする事ができなくなります。


「まずターゲットにボールを運ぶようにして、そのターゲットを少しづつ遠くにする」
そのほうがアプローチはおろかいづれはドライバーの正確性も上がると思いませんか?


「フルショット」という言葉がありますが「フルショット」とは

「思い切り振るショット」の事ではありません。

「そのクラブで可能な最長距離のアプローチショット」の事です。


照準のないライフルはコースでは何の役にも立ちません。

考えてみれば野球も最初はキャッチボールから覚えて、だんだんその距離を伸ばして
遠投でも相手に届くようになります。

一番大切なことは相手の胸に正確に投げることです。


ゴルフでは「相手はどうでもいいから、とにかく遠くに投げろ」という人が

多いから不思議です(笑)


余談ですがグリーン周りでも「転がし」から先に覚えてそればかりやっていると
後々苦労することになります。

生理的にSwでのアプローチやフェースを開くということが出来にくくなるのです。

Swから覚えると最初は難しいかもしれませんが、後からでも転がしは

楽に覚えられます。転がしをやるにしても、上手くいかなくてもいいので

Swの練習の方も多めにしていた方がいいでしょう。


「大きいもの」よりも「小さいもの」から
「転がし」よりも「上げる」クラブで。
正しい打ち方を信頼できるインストラクターに教わって

上の比重(順序)で進めればかなり効率的に上手くなれると思います。


多くの人は逆なのでは・・・?
今思えばその点で(結果的に)自分はラッキーでした。






ラウンド時に思うことがよくあります。

同じパーティーの方がスコアが安定しなかったり、悪かったときなどにラウンドの感想を

言っているのを聞くと「ショットの調子が・・」とか「パットが悪かった・・」などの分析が多いです。


もちろん技術的な事はあるのですがメンタルによって技術を発揮できなくなる事も多い

ということにも気づいて頂きたいなと思います。


ここで自分を保ってラウンドするための心がまえをミックス1ボールのダブルスを例に説明します。


例えばダブルス競技があってそこに自分と同じ力量のBさんと組んで参加したとします。

競技方法は「ミックス1ボール」一つのボールを交互に打つ方式です。


さて、あなたは

○ショットを打つときに次のBさんになるべく負担をかけないように気をつけますよね?

○攻めるか、守るかなどショット、パットの前に戦略をBさんと相談して決めますよね?

○Bさんがミスをして落ち込んでいるときは「ドンマイ!次俺がんばるよ」と言ってあげますよね?


なぜこれらの事を行うかというとBさんに前向きにプレーしてもらい、ラウンドを

充実させたいからです。


そしてBさんも同じ事をしてくれるときっとそのラウンドはチームワーク良く上手くいく事でしょう。


さてここで普段のラウンドは自分Aと自分Bとのダブルスでやっていると考えたらどうでしょう。

○あなたは次に打つ自分Bさんの事考えて打ってあげてますか?

○ショットの前にちゃんと自分Bさんと相談して戦略を決めてますか?

  「自分になら迷惑かけてもいいや」と自分勝手にプレーして自分Bさんが内心怒ってませんか?

○自分Bさんがミスをした時「このヘタクソ!俺にあんな所から打たせるなよ」って

  ののしっていたりしませんか?


お互いがこれをやったら、このダブルスはきっと自滅の一途をたどることでしょう。

普段のプレーは自分Aと自分Bとのミックス1ボールです。

同じ状況でもメンタルの状態によって成功率には格段の差が出ます。

スコアに波があったり、普段の練習の成果が出せないと嘆く人の多くは

メンタルコントロールの重要性に気づいていない事も多いようです。


ぜひチームワーク良く、次に打つ自分に前向きにプレイさせてあげてください。




パターの方向性が悪い人に一つ練習方法のアドバイスです。
よく、「まっすぐ引いてまっすぐ出す」とパターの軌道に神経質に

練習している方がいらっしゃいます。
確かにその練習は否定するものではないのですが、

パターが苦手であるのなら知っておいて頂きたいことがあります。

試していただくと分かりますが
フェースを目標に向けたまま軌道をあえてアウトサイドイン

(インアウトでも構いません)に振ってみる。
フェースを少し左に向けて構え、軌道を目標に対しまっすぐに振ってみる。

では圧倒的にの方がミスパットになります。
つまりパターの特性上、軌道よりフェースの狂いの方が結果に

大きく影響するということです。

となれば極端に言えばいいパッティングの条件は
「フェースさえラインにスクエアな状態を作れていれば、

軌道は大体(まっすぐ)でいい。」ということになります。


要はインパクト前後でのフェースの向きを、目標に対しスクエアに保つ事と

さて・・
フェースコントロールが狂う原因は主に二つあります。
 ・プレイヤーのストロークに問題があり、インパクト前後での

フェースの向きの変化が大きい
 ・スイートスポート(芯)を外す事によりインパクトでの

  フェースの向きが不安定になる

芯に当てることをメインに練習するといいという事です。

(家でも畳のへりや縫い目などを利用して素振りすると分かりやすいと

思います)

最近はパターの形の変化などもあり行うプロが減りましたが、

昔はストロークの前にボールの先に一旦パターヘッドを置いて、

インパクト後のフェースの向きとヘッドのポジションをイメージしてから

打つプロが多かったものです。


現実のルーティンで行うは別にして、練習時にやってみると

意外とイメージが出る人が多いようです。お試しあれ。




アプローチのお話です。
先日同伴者さんからこのような質問を受けました。
「AWで寄せる際は、半分キャリーで半分ランでいいんですよね?」
衛星放送のレッスン番組でやっていたそうです。

たまに雑誌などでも目にするような記事ですが、

現実はそんな単純なものではありません。
グリーンの状況は平らで、打ち方は一般的なピッチ&ランとして

3つのパターンを考えてみます。

① 残り距離15ヤード 

   ⇒ なんとなくキャリーとランは半分半分くらいで寄りそう・・・かな?

では極端に距離を変えて・・・

② 残り距離2ヤード 

   ⇒ 1ヤード地点に落としたら、2ヤード地点には止まらなそうですね

③ 残り距離40ヤード 

   ⇒ 20ヤード地点に落としたら、なんか40ヤードより手前で

     止まってしまいそうですね

距離によってヘッドスピードが変われば打ち出し角や

スピン量も当然変わります。それによって落とし場所のイメージ、

キャリーとランの比率も変わらなければなりません。

しかも、実際にはグリーンの傾斜や硬さ、ボールのライの状況、

ボールの位置、フェースの開き具合など
様々な要素が存在し、単純に比率は決められないとわかります。

そのレッスン番組の内容や雑誌の記事を間違いだとはいいませんが、

おそらくは初心者の人に距離感のより所とするための一つの基準として

提供しているのだと思います。

機械的にやるのではなく、その状況をよく把握して自分でプランを立てて欲しい。
その方がもっと楽しいような気もします。


よくこんな話を聞きます。「左足下がりは球が上がりづらいから苦手」
そのように思っている方も多いのではないでしょうか。

そのような話に対する自分の答えは大体決まっています。
「低く打てばいいんですよ」

想像してみればお分かりだと思いますが、コースで左足下がりから

グリーン(目的地)を狙う場合、多くのの状況は打ち下ろしです。

つまり自分の球より目的地の方が低い位置にあるのです。
当然状況としては球は止まりやすくなります。

左足下がりで球が低く飛び出しても、打ち下ろしなのであれば結果として

球は止まります。
ダフリを避けるためにもむしろ低く打つつもりでショットしてもらいたい
ものです。

左足下がりは「球を上げようとしないで・・」といいますがむしろ

「球をあげる必要はない」多くの状況は意外とそんなものです。

ちなみによく「打ち上げは止まりにくく、打ち下ろしは止まりやすい」と

いいますが、それは平らなライから打つときの目安であって、

自分の立っている位置の傾斜が目的地まで変わらず続いている

状況であれば、打ち下ろしであろうと打ち上げであろうと球の止まりは

フラット(平ら)な状況とほぼ変わりません。

状況判断の参考にしてください。