謹賀新年
2019年は亥年。
今年の年始め干支オブジェは、 彫刻家中村晋也の「荒野の雄」。
疾走するイノシシに乗る少年(あるいは少女)。
少年であれば勝軍地蔵菩薩の化身、少女であれば摩利支天の化身だろうか。
摩利支天は猪に乗った護法の女神。また、勝軍地蔵菩薩は軍馬の他に猪に乗った姿で表されることがある。どちらも戦国武将の信仰を集めたらしい。
この彫刻からは、戦場のような修羅場を一気呵成に突破する瞬発力が感じられる。
とは言え、「亥」とは本来、種子の内部に力を閉じ込めた状態を意味する。
この彫刻の力動はあくまでも可能態をイメージしたものであって、その場面を想起しながら力を溜めよ、と言うことだと解釈した。
結局、今年も地道に行くことに決定。

