「驚異の部屋」的書籍
比較的最近の「驚異の部屋」関連の書籍から。今回は真面目バージョン。
180年以上の歴史を持つパリの老舗標本屋"Deyrolle"(デロール)のフォトブック。
Louis Albert de Broglie: "A Parisian Cabinet of Curiosities: DEYROLLE", (Flammarion, 2017)
著者のルイ・アルベール・ド・ブロイ(Prince Louis Albert de Broglie)はデロールの現オーナー社長。2001年にデロールを引き継ぎ見事に復活させた人物だ。
・Deyrolle - Taxidermie, entomologie, curiosités naturelles - Deyrolle
・パリ老舗標本屋Deyrolle(デロール)のストーリー:180年以上の歴史を持つ、美しい「驚異の部屋」。|VOGUE
・パリの麗しき標本屋DEYROLLE ( デロール)/ パリの驚異の部屋②〜パリ旅行記⑶ | VOGUE Blog
長年の探求書だったマーク・ダイオンの「驚異の部屋」展図録(左)とインターメディアテク(購入場所)のチラシ(右)。
"MICROCOSOMOGRAPHIA - Mark Dion's Chamber of Curiosities", ( The University Musium, The University of Tokyo, 2003)
図録は、2002年から2003年にかけて東京大学総合研究博物館小石川分館の開館1周年記念として開催された「MICROCOSMOGRAPHIA—マーク・ダイオンの『驚異の部屋』」展のものだ。
この展覧会では、東京大学総合研究博物館と現代美術家マーク・ダイオンとのコラボによるインスタレーションが展示された。インスタレーションの構成に当たって、まず学生たちが学内を探索して収蔵物や廃棄物の写真を撮影し、その中からマーク・ダイオンがピックアップした物を展示室に運び込んだという。本書には展示内容と共にその一連の作業の様子も紹介されている。さらに、実際に使用したゴム手袋が表紙に封入されている。
この特別展が後に常設展(「驚異の部屋」展)として再構成され、さらにインターメディアテクへと展開されていくことになる。
・小石川分館開館1周年記念「MICROCOSMOGRAPHIA—マーク・ダイオンの『驚異の部屋』」
・「驚異の部屋」展 (その1) | Macrowavecat現像室
・「驚異の部屋」展 (補遺) | Macrowavecat現像室
「驚異の部屋」関連に分類するにはやや無理矢理感があるが、当ブログでしばしば「ノジュール」と呼んでいる球状コンクリ-ションの研究解説書が刊行された。きれいな写真をふんだんに使っていて、ブルーバックスの豪華版といった雰囲気のある本だ。
吉田英一:『球状コンクリ-ションの科学』,(近未来社,2019)
著者は名古屋大学博物館の吉田英一教授。
ちなみに「ミネラ No.46」(2017.3)では、吉田教授のインタビュー記事が掲載されていた。
『球状コンクリーションの科学』には、古潭のツノガイノジュールも紹介されている。
・世界初!球状コンクリーション成因論の一般化に成功 - 名古屋大学博物館
・漂着物学会 ポスターセッションの様子 | Macrowavecat現像室







