妖精のペーパーウェイト(錫の簡易砂型鋳造) | Macrowavecat現像室

妖精のペーパーウェイト(錫の簡易砂型鋳造)

ばしば本ブログに登場する「妖精のペーパーウェイト」の製作レポート。

 

 

課外実習として、魚々子のメンバーの手を借りて実施した鋳造実習で参考用に私が造った物。

 

 

作業の様子。

 

まずは鋳型(今回は上面開放型)を造る。

 

板の上に木枠を設置し、その内に模型を置く。その後、離型剤としてタルクの粉末を振りかける。

 

 

木枠の内部に、オイルベースの粘結剤でコーティングした特殊鋳物砂(OBBサンド)を敷き詰めていく。

まずは篩を通した細かなもので模型を覆っていく。

 

 

細かい砂粒で模型部分を十分覆えたら、あとはごっそり手づかみで入れて押し固めていく(写真右側)。

押し固めが終わったら鋳型をひっくり返して模型を引き抜く(写真左側)。

 

 

押し固めの最終段階。

 

 

鋳型をひっくり返したところ。

 

 

模型を抜いてできた凹みに融けた錫を流し込む。

 

 

「妖精のペーパーウェイト」鋳造後の様子。

 

模型は「木の粘土」を用いて造形した。固まる前は粘土のように変形し、固まった後はナイフで削れるので使いやすい。

 

 

 

 

 

 

こんなのも造ってみた。

 

 

寒い冬の最中の作業だった。

 

 

その頃の風景写真。

 

定山渓のホテルから。

 

 

一方、台南(国立成功大学の構内)では…。

 

この違い。