秋田県立博物館(その1) (秋田県紀行1) | Macrowavecat現像室

秋田県立博物館(その1) (秋田県紀行1)

10月の三連休、秋田県の男鹿半島と角館を巡ってきた。

 

 

 

初日、秋田空港では小雨模様。

当日は角館を歩く予定だったが、最終日に回すことにして、余裕があったら観るつもりだった県立博物館に行くことにした。

 

「ダイオウイカはじめました。」の貼り紙の矢印の先には…

 

 

なんだか、ズタボロになった縫いぐるみのような巨大液浸標本。

 

 

自然展示室。

 

左手前にオウギハクジラの骨格標本、奥にナウマンゾウとデスモスチルスの骨格模型。

 

 

鮞状珪石(じじょうけいせき)、別名ぶりこ石(湯沢市秋の宮温泉産)。国の天然記念物。

 

「鮞」(魚偏に而)が機種依存文字のため、「椦状珪石」と書かれることもある。

 

 

魚卵状珪石の中から木の葉の化石が覗いている。

 

以前記事にした霧島温泉の植物化石と同じタイプの化石だ。

 

 

ナウマンゾウの臼歯(左)と鳥海山の安山岩(右)。

 

 

カルカロドン・メガロドンの歯(左)と筑紫森(つくしもり)流紋岩(右)。

 

 

メガロドンの歯は男鹿半島の鵜ノ崎海岸で採集されたものだそうだ。

 

地層は女川層(新第三紀中期中新世)だろうな。

 

 

デスモスチルスの臼歯(左)と黒鉱(右)。

 

黒鉱は、日本地質学会が認定した秋田県の「県の鉱物」になっている。

ちなみに、「県の岩石」は女川層分布地域で見られる硬質泥岩。

 

左は「県の化石」になっているナウマンヤマモモ。右はグリーンタフ(緑色凝灰岩)。

 

 

「デワクジラ」(ヒゲクジラ類の化石)。由利本荘市矢島町産。

 

 

 

産出したのが1000万年前の地層、ということは女川層かな?