井戸谷城 | 源行近のブログ

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山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

暑い日が続いていますが、それでも山城を攻めています。

井戸谷城は飯南町井戸谷に所在し標高310mに築城された砦で南から北にかけ塩谷川が天然の堀を形成しています。
赤名瀬戸山城の西方に位置し、江の川流域都賀本郷に近い場所にあります。

山の麓には谷農村公園があり、ここから直登しました。
付近には廃校を活かした谷笑楽校や長楽寺、谷八幡宮もあります。



直登しついた場所がちょうど堀切でした両端を竪堀として落としています。




堀切からさらに上ると東西に長い主郭です。
笹藪化しつつあります。

見通しが悪いうえに熊の糞らしきものがあり、警戒しながら歩きました。

背後は深い堀切となっています。再び戻り堀切の北側を見ると二段の郭がありました。

井戸谷城の城主について邑智郡誌に「谷村 井戸谷城 井戸二郎左衛門尉 本常常光家老」と書かれています。
もっと調べれば何か分かるのかも知れませんが、飯南町の城歩きをもう少ししてみます。