岩谷産業の創業者とそのルーツ | 源行近のブログ

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山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

岩谷産業は東京に本社をおく会社で、ガスに至ってはカセットコンロでお世話になっているはずです。
この会社の創業は1930年、創業者は岩谷直治さんです。

岩谷直治さんは島根県大田市長久の出身となっています。

さて岩谷直治さんの岩谷姓のルーツはといいますと、清和源氏に起こっているといいます。

八幡太郎でお馴染みの源義家から数代後の新田を名乗る義重に始まります。その子孫である新田義貞は南北朝期に活躍し、一族の義基、義氏父子も石州で戦っています。
やがて南朝軍が敗走すると、新田一族は現在の大田市川合にある岩屋に潜み再起を伺っていたのですが、歳月だけが流れてしまいました。尼子と毛利の戦いを経て岩谷と名乗ったのが深兵衛義直の子忠兵衛だそうです。実際の系図では義貞の子が義氏とありましたが、検索すると義基の子のようです。

岩谷姓は石見をルーツとしています。