ウルのフル | 源行近のブログ

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山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

島根県出雲市の十六島ウップルイは十六善神からこの漢字があてられたとされていますが、読みは謎のままでした。しかし古川姓のフルは同じところから出たのではないかと思い調べてみると、伊勢神宮の外宮神官渡会氏の祖が乙乃古命(ウルノフルノミコト)となっていて、ウップルイもまたここにつながると思われます。ウル(牛)のフル(都)なのだそうです。スサノオは牛頭天王とも言われますが、十六島には小津(コヅ)という地名があり許豆神社もありますので、スサノオ伝承と人々は朝鮮半島から渡りて来たのでしょう。