出雲熊野城跡の堀切 | 源行近のブログ

源行近のブログ

山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

新年初の城歩きです。熊野城は何度か訪れていますが、近年の整備以降はじめてになります。
特に書き残す事はありませんが、現在の様子です。


主郭

郭群

井戸跡

主郭を見上げる

北方の景色

以前の荒れようからは想像もつかない整備で、その努力がうかがえます。
さて当城は連郭式の城で尼子時代の特徴を伝えています。落城のあと天野氏が入城しましたが、改修はしていなようです。ですから調査では堀切や竪堀はないとされていましたが、今回たまたま降りた先に堀切を発見してしまいました。
この尾根筋は小郭や土橋があります。地形図の丸部分で、ここは傾斜が緩く攻められやすい場所であったと思われます。
堀切と間違えやすいのが、近代の切通(山道)です。しかしこの堀切は道らしきところは見られないので間違いないと思われます。