生山城跡 | 源行近のブログ

源行近のブログ

山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

久しぶりの更新となります。

今回は雲南市大東町上久野にある生山城です。生山の名は敵方が攻めると山が成長し攻めにくくなり、逃げると元に戻るという不思議な出来事からついたといいます。
当城は鎌倉権五郎景政が築城したとされ、後に家臣の長澤氏が紀州から来て入城したようです。

生山城は近年になって地元の有志で登山出きるようになり、麓には案内板も設置されました。



遺構は曲輪や堀切、竪堀などで守り急斜面の切岸を設けた要害性を感じさせます。



登山口は案内板にもある中腹の生山神社までの登山道入口で神社から右手の岩場にある鎖を登ると城まで道が通っています。


この城の保存に携わった久野の歴史探訪の会の代表の方とお話しましたが、現在のルートは神社とセットで訪れてもらうのが目的です。しかし岩場の登り下りが危険である事を説明し、これとは別のルートを検討してもらえるようお願いしました。私は近くの谷から尾根伝いに登れば緩やかな道があることを確認したので、それを利用した登山道を模索中です。

この久野地区は野たたらが、盛んで特に三郡山の麓にはかなりの跡地があると聞きました。

また機会を見て訪れてみたいと思います

神社からの展望

山頂からの展望