モンゴル人の生徒さんは、昨年の春に日本語ゼロで来日し、12月のJLPT N5に無事に合格しました。


最初の授業では、日本語が全くわからず、また媒体語もない状態だったため、どのように指導すればよいのか非常に悩みました。

その時のことを思い出すと、N5合格の知らせが届いたときは、胸に迫るものがありました。

10月中旬時点では、会社の仕事が忙しく、長期出張などもあり、レッスンがキャンセルになる日も度々ありました。

この状況ではN5の合格は難しいと考え、11月からは、これまで通っていたフィットネスクラブや友人とのテニスの練習など、仕事以外の趣味をすべて休んでもらい、最低でも1日3時間勉強することを申し入れ、承諾してくれました。

この時点で、どれくらい理解できているのかを確認するために、JLPTの試験問題に取り組んでもらいましたが、間違いがかなりありました。

そこで、授業をJLPT対策に集中させ、宿題もこれまで以上に出しました。


毎回宿題のチェックをし、間違えている箇所を全て洗い出し、その部分を徹底的に復習をしてもらいました。

その結果、11月中旬頃には、語彙や読解問題はほぼ間違いがなくなりましたが、聴解力はなかなか伸びませんでした。

聴解力を鍛えるために、自宅で毎日ディクテーションをしてもらい、授業の際に確認することにしました。

ディクテーションをして気づいたことは、聞いた音声を書き取ると、正しい文字になっていないことが多かった点です。他の生徒さんにも共通することですが、濁音や半濁音、拗音、促音、長音の間違いが多かったことです。


会話では正しく発音できていましたが、書くと間違えていることもわかり、その練習を何度も繰り返しました。

その結果、試験前には、「聴解問題を解くのが楽しい」と言っていたので、ディクテーションをしてよかったと思いました。

Mさん、よく頑張りましたね。これからはテニスやフィットネスクラブで少しリラックスしながら日本語の勉強を続けてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。