私は、4年前、急な妹の入院や母の介護のために4年前に実家で生活するようになりました。

 

今まで仕事やボランティアばかりに目を向けて、お正月やお盆にしか帰省したことがありませんでした。

 

コロナ禍により対面の日本語教師の仕事やボランティア活動もできなくなったので、周りの方に迷惑をかけることなく、母や妹の世話をすることができました。

 

しかし、実家で暮らすようになり、今まで自由奔放な生活から一変し、ストレスで心身ともに疲れてしまいました。

 

急に涙がでてきたり、なんとも言えない感情が沸き、イライラしたりしましたが、どうすることもできず、毎日を過ごしていました。

 

しかし、いいこともたくさんありました。

 

母が現役時代にバリバリ仕事をしていたときのことや、妹が子供のときの色々なエピソードを聞くことができたことです。

 

また、母や妹の毎日の様子がわかり安心できました。

 

2年の月日が流れ、母は段々できなくなることも増え来て、手がかかりますが、妹は少しずつ回復してきて、今では歩調はゆっくりですが、散歩にも行けるようになりました。

 

毎朝、妹と散歩しならが話すことも、妹が結婚してから初めての経験でした。

 

実家での家族との生活も慣れた2年前から、週1回の日本語教師の仕事を再開しました。

 

仕事を始めたことで、社会との繋がりができ、少しずつ私の心も安定してきました。

 

現在は、自宅と実家を行ったり来たりして、できる範囲で、対面レッスンとオンラインレッスンを行っています。

 

日本語教師という仕事に出会えたこと、何気ない普通の生活を送れることに幸せを感じています。

 

そして、一番大切なことは、家族の存在です。

 

この4年間、辛いこともたくさんありましたが、離れて暮らしていた頃にはわからなかった、家族の大切さをしみじみ感じています。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。