昨日は、尊敬する恩師の通夜に参列しました。

先生は私が卒業した大学の指導教官ではありませんが、以前勤務していた大学の上司で、公私ともに大変お世話になりました。本当にたくさんのことを先生から教わりました。

転職して辛くなったときや、家族のことで、色々あったときでも、親身になって相談にのってくださいました。

最後に先生とお電話でお話ししたのが、今年の1月のことでした。とてもお元気なご様子で、退官後は町内でお世話係をされていることや、ハーモニカの練習をしていることなどを1時間ばかりお話をしました。お話の最後に練習している曲を2曲ご披露してくださいました。

今でも先生の優しいお声とハーモニカの曲が思い出されます。コロナ禍でなかなかお逢いできませんでしたが、暖かくなったら、今年は必ずお宅に伺いますとお約束したばかりので、残念でなりません。もう少し早くお伺いしていればと、後悔の念に駆られます。

通夜では、先生の奥様、息子さんやお嬢さんとも色々お話をしました。私が勤務していたときには、お二人のお子さんはまだ小学生で夏休みには先生の研究室に遊びに来ていたり、また、私が大学を退職した後も先生のお宅でお逢いしたことがあったので、私のことを覚えていて、通夜の会場に入るとすぐ声をかけてくださいました。

また、当時同じ学科で、勤務されていた先生方や、仲の良かった元同僚ともお会いしました。退職後初めてお会いした先生方や、元同僚とは十数年振りの再会でした。とても懐かしかったです。仲の良かった元同僚とは再会を約束しながら、駅で別れました。

もう先生とお話することができないと思うととても悲しいですし、恩返しすることは何もできませんが、先生から教わった多くのことを人生の指針としてこれからも歩んでいこうと思っています。

先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。