日本語教師は、多文化に触れるとても楽しいお仕事です。

いつも親しくしているインド出身の大学院生がアルバイトの英語講師に応募することになりました。書類審査を通過すれば、面接です。明るくて、子供好きな、いつも頑張っているSさん、きっと合格すると私は信じています。


彼女は、来日してからすぐに日本語学校に入学しましたが、学費と生活費が想像以上に高くて、インドから持ってきたお金が1年で底をついてしまったそうです。

 

早朝は温泉センターで清掃の仕事、日本語学校が終わってからもお弁当屋でお総菜作り、また、ANAでは搭乗客の出迎えや、客室の消耗品のチェックや補充等の仕事をし、日本語の勉強とアルバイトを両立しながら2年間の日本語学校を卒業しました。

 

その後、大学院博士後期課程に進学し、現在では、災害時のネットワークの研究をしています。大学院に進学してからもコンビニや大学でのリサーチアシスタント等のアルバイトをしています。

 

彼女を見ていると、私も日本語教育の勉強はもちろんですが、これまであまり真剣にやってこなかった英語の勉強をもっと頑張らなければと、いつも励まされています。