インドではベジタリアンの人が多いです。私はボランティアで外国人に日本語を教えていますので、色々な国の人に出会います。
それは1年前のことです。3人のインド人の留学生が私のクラスに来ました。三人とも南インド出身で、短期の交換留学生でした。
インドはとても広い国なので、北と南では言葉も食べ物も違います。三人のうち二人はベジタリアンでした。ベジタリアンの彼らは日本の食生活にとても苦労していました。
あるパーティで一緒になったときのことです。出されている料理についてどれが野菜だけで作られているのか聞かれました。そのとき食べられるものは野菜サラダとフライドポテトぐらいでした。煮物には鶏肉が入っていたり、巻き寿司には卵が入っていたりとほとんど食べられませんでした。
彼らが帰国するとき、我が家で送別会をしました。送別会では私が普段食べているマクロビオティック料理を少しアレンジして作りました。
一つめは玄米ボールです。蓮根と人参と玉ねぎを炒め、塩と胡椒で味をつけます。その中に玄米ご飯を混ぜて小さなボール状の形にします。それに水で溶いた地粉をつけ、パン粉をまぶして油で揚げたものです。
二つめはジャガイモとカリフラワーの炒め物です。味付けは塩と、インド風にターメリックとチリパウダーを使いました。固めに茹でたジャガイモをカリフラワーと一緒に炒める簡単な料理ですが、とても美味しいです。この料理はインド人の友人Nさんに教えてもらいました。
三つ目はお好み焼きのようなものです。材料はもちきび、地粉、人参、ねぎです。もちきびを1.5倍の水で炊いておき、その中に地粉と千切りにした人参と細かく切ったねぎ、塩、水を入れ混ぜ合わせます。フライパンに油をひいて焼きます。そのまま食べても美味しいですが、彼らのためにチリソースを準備したところみんなはチリソースで食べていました。モチモチしてとても美味しいです。
また、南インド出身の友人Mさんが、野菜カレーとドーサを作ってきてくれました。ドーサはケツルアズキ(豆)と米で作ります。豆と米を一晩水に浸けて挽いたものを半日程度醗酵させます。それを鉄板でクレープ状に薄く焼いたものです。南インドではとてもポピュラーな食べ物です。私もインドへ行ったとき何度か頂きました。Mさんの作るドーサはとても美味しくて一度食べたらやみつきになります。
留学生の三人は、日本に来て初めて色々な種類のベジタリアン料理を食べることができたととても喜んでいました。