『マーダー・ライド・ショー』(原題:House of 1000 Corpses)は、2003年公開、ロブ・ゾンビ監督によるアメリカのホラー映画です。

本作はロブ・ゾンビの映画監督デビュー作であり、彼の独特な世界観と悪趣味なセンスが全開となったカルト的な人気を誇る作品です。

物語の舞台は1977年10月30日、ハロウィン前夜のアメリカ南部の田舎町。貧乏ライターのジェリーとビル、そしてそれぞれの彼女デニースとメリーの4人が、奇妙なスポットを取材しながらドライブ旅行をしています。彼らは給油のため立ち寄ったガソリンスタンド兼博物館「キャプテン・スポールディングのバケモノ博物館」で、伝説の殺人鬼たちを紹介するアトラクション「マーダー・ライド・ショー」を体験します。

このアトラクションで紹介された「ドクター・サタン」という伝説の殺人鬼に興味を持った4人は、スポールディングの警告も聞かずにその伝説の現場を探しに行きます。

途中でヒッチハイカーの美女ベイビーを拾い、彼女の家に一時避難することになりますが、そこは常軌を逸した殺人一家が住む地獄の入り口でした。

映画は、グロテスクな描写やサイケデリックな映像、ブラックユーモア、そして70年代ホラーへのオマージュが詰め込まれた作品となっています。

キャプテン・スポールディングやベイビーなど、強烈な個性を持つキャラクターたちが観客を不気味な世界へと引き込みます。




感想

この映画、最初から最後まで、なんだこれ!?って感じで、ホラー好きにはたまらないカオスっぷり満載です。


冒頭のキャプテン・スポールディング、ピエロのコスプレでガソリンスタンドやってるだけでヤバさ全開。

しかもフライドチキンも売ってるっていう謎の多角経営😅

あの店入った瞬間、絶対まともなこと起きないって分かる雰囲気が漂ってます。

そして若者4人組も、なんでそんなヤバそうな場所にホイホイ入るかな!?ってツッコミたくなる。

でもホラー映画のお約束だし、やっぱりこういう展開がないと始まらない💦

アトラクションの「マーダー・ライド・ショー」も、実際あったら絶対入りたくないレベルの悪趣味さ。殺人鬼のロウ人形がズラッと並んでるとか、普通に怖すぎる😨

そこから伝説の「ドクター・サタン」の話が出てきて、もう一気に不穏な空気が漂い始める。

伝説の木を探しに行く途中でヒッチハイカーのベイビーを拾うんだけど、この子がまた妙に可愛いのにヤバいオーラ全開。

案の定、車がパンクして、ベイビーの家に行くことになるんだけど、ここからが本当の地獄の始まり。

ベイビーの家族、全員イカれてるっていうか、もう人間やめてるレベル。

家の中も不気味な人形やハロウィンの飾りだらけで、明らかに普通じゃない。最初は親切そうに見せかけて、どんどん本性が出てくるのが怖い。

グロ描写も容赦なくて、拷問シーンとか「うわっ」って、目を覆いたくなるレベル。

だけど、どこかコミカルだったり、サイケデリックな映像演出が挟まる不思議さ。

ロブ・ゾンビ監督の音楽センスも炸裂してて、BGMや映像の切り替えがめちゃくちゃ派手。

70年代ホラーへのリスペクトも感じるし、『悪魔のいけにえ』好きな人はハマるかも!

キャプテン・スポールディングの存在感もすごいし、ベイビー役のシェリ・ムーン・ゾンビもクセになっちゃう可愛さと狂気を両立してて、印象に残るキャラばっかり。


正直、ストーリーは王道の「田舎で若者が殺人一家に襲われる」って話なんだけど、映像のインパクトやキャラの濃さ、悪趣味ギャグのセンスで唯一無二の作品になってる。

グロいの苦手な人には絶対おすすめできないけど、ホラー好きで「普通のホラーじゃ物足りない!」って人にはピッタリ。観終わった後、「ああ、これぞB級ホラー!」って感じで、クセになります😆


あと、細かいところだけど、70年代っぽい画質の荒さや、編集のテンポも独特で、観ててずっと不安になる。

だけど、その不安感が逆によい。

ラストも「え、ここで終わるの!?」って感じで、いい意味で裏切られる。続編もあるから、気になった人はぜひチェックしてほしいです。


『マーダー・ライド・ショー』は、グロ・ホラー・コメディ・サイケデリック全部盛りの、ロブ・ゾンビらしい悪趣味エンタメ。ホラー映画の新しい扉を開きたい人はご覧あれ。


2025年6月現在

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