今日は9月9日
重陽の節句
9月9日は「重陽(ちょうよう)」
奇数が重なる日は、陰陽道では陽のパワーが極まる日とされ、特に最大の数9が2つも並ぶ
今日は、エネルギーが高い日になります。
厄を祓い、無病息災を祈って、季節の食物を神に捧げる日
重陽の節句は「菊の節句」とも言われます。
マクロビオティックの勉強を始めて初めて知ったこの節句
(30歳まで知らずに過ごしてきました)
画像は、私のレシピの中でもお気に入り、菊を使ったメニュー
(グリンピースを使っているので春向きですが、今ならそろそろ終わりの枝豆
をギリギリに入れるとか・・)
メニューはオンラインレッスン(2)より
http://entry.golden-meal.com/
旧暦では菊が旬にあたるため、
この時菊のお料理を作ったり、お酒に入れたりして口にする風習が。
日本ではこの節句を平安初期から江戸時代、最も盛んに行いました。
天皇が紫宸殿(ししんでん)に出御、下臣共々詩歌文章を作り、菊酒を下賜しました。
被綿(きせわた)と言って八日の夜に、菊に綿をかぶせて夜露、朝露を帯びさせ、当日の祝い物としました。
この菊の香りとしずくを吸った綿で体を拭くと長命を得るもので、
枕草子や紫式部日記の中でもその風習が記されています。
菊合という、菊の品評会もあり、菊の栽培が盛んになりました。
一般大衆は、栗飯を食べ、栗節句とも言われました。
9月9日を秋祭りとする地方も多いですね。
この節句の始まりが公的なものであったために、現在一般ではあまり行われませんが
収穫を祝う食卓を各ご家庭で作るのも良いですよね。
菊は長寿延命の薬草、邪気を祓う魔除けにもなると当時から考えられていましたが、
現代の自然食でも、肝臓や目に良い食材になります。