子供の食育でも
大人の料理やビジネスの勉強でも
実地体験はとても大きく物を言うと思います。
高い志を持つシェフや
そこを目指し修行する若い人たちのいる厨房。
コック棒が長い方の視線は手元だけではなく
厨房全体、オープンカウンターならゲストのいるフロアまで
常にポイント、ポイントで動き、鋭く光っています。
サービスとは、と徹底的に叩き込まれたソムリエやテーブル担当の方の
目線や動き。
料理の合間、あいまにさりげなく感想を伝え
食事をスマートに楽しむゲスト。
どこを見たって最高の勉強ができる舞台です。
振る舞いがエレガントな人々がいたなら、
そのファッションや
会話の流れ
表情等観察する事もできます。
これらは、決して本に書いてあったり
どこか教室で習う事でもないのです。
子供がいないようなレストラン(でも、入店OK)に
時に連れて行き、
この実地体験をさせる。
これが一番マナーの躾になると思います。
いすの座り方からカトラリーの使い方
サービスマンの動きを邪魔しない事
オーダーの仕方
ワインの注ぎ方や
ボトルの意味(速すぎるか・・笑)
など食事の流れの中で
説明して行くと
それはそれは楽しそうに
非常に感心して子供も聞くのです。
将来大切な女性やビジネスの相手を
しっかりエスコート出来るようにね~と
願いもこめて
楽しい食育の場、
おいしい料理に舌鼓を打ちながら
他も実はたっぷり得る事ができるなんて、幸せなことです。