おはようございます。上原まり子です。
先日修了した、専門学校のあるクラスは・・・
いつも休み時間にいろんな音がしていました^^。
にぎやかな笑い声、真剣に相談しあっている声、コーヒー豆を挽く音、シャーシャーものすごい音・・は包丁研ぎ(笑)!
これ、すべて騒音ではなく「思いやり」の音です。
男女や年齢、経験関係なく、フードコーディネーターの資格を取り、仕事に生かそうという志でつながった素敵な仲間たち。
個性を認め合い、褒め合い、励まし合い・・すごくいい関係を築かれていて、みなさん課題が多くて大変な中、いつも楽しそうでした。
珈琲は、希望する方に昼休みにドリップして差し上げる係さんがお二人。(重たいミルも、ドリッパーもご持参です)
香りに癒されるし暖かいものがうれしい~と生徒さん。
珈琲係さんはカフェオープンを目指しているので、一度に大勢淹れる練習にもぴったり。
包丁研ぎは、日本料理のプロの方に、「うちのを研いで~」と持ってこられたお仲間のものを快く、何本も研いであげて・・休み時間ほぼ全部使って、手が真っ黒になりながら・・本当にやさしいんだな~。砥石だって数種類ご用意されていましたよ。頭が下がります。
毎回、全員分の煮物やお菓子を作って差し入れされていた女性は、みんなから「お母さん」と慕われていました。あんなに大人数分を毎回作られていたら時間はもちろん、材料費も相当なハズ・・
野菜不足になりがちな若い方もいらっしゃるのでとっても感謝されていました。
「おかあさん」はお店オープン前とあって、試作を繰り返し、みなさんから感想をいただき参考にされていました。
プリンが得意なおしゃれな男性は、何度かみなさんにプリンを差し入れ。朝の込み合う時間帯に通学されるわけですが、荷物としても重いですよね・・
みんなは「おいしいおいしい」と喜びながら、原価計算をして安くなる方法をアドバイスしたり、流通経路を考えたり^^。
みんなみーんな、毎日自分のことで忙しいはず。
資格の勉強、就職活動、すでにお仕事始まっている方、介護もされている方・・・
でも、いつも周りにも目を配られ、優しい気持ちで過ごされていて、クラスにはいつもその空気が回っていました。
こんな素敵な方たちですから、今からたくさんの幸せが雪崩の如く届くことでしょう♪
食を通しての仕事をさせていただいていますが、みなさんと一緒に学ぶのは、料理のスキルやレシピ、味、コーディネート、撮影、理論・・そういう大切なことももちろんですが、「人間」としての力を蓄えたり豊かにしていくこと、これが本当に大きい。
何事も基本は「人間力」ですね。
毎日発見や喜びがいっぱい。
これは人生終わるまで毎日続くこと・・そう思うとこれからも楽しみです。
皆様のおかげ、ありがとうございます。