
「このままではヤバい…」各地で路線バスが崩壊寸前…いったいなぜ?【#みんなのギモン】 - 記事詳細|Infoseekニュース
「この度、就労困難者が増加したため当面の間、減便して運行いたします」記者が住む神奈川県逗子市、逗子駅のバス停にはこのようなお知らせが掲示されていました。就労困難者の増加、つまり、運転する人がいないということです。最新のデータでは、2030年には必要な運転手数が3万6000人分も不足するという試算もあ…
私は25年バス運転士を続けて来ましたが、2年前に退職しました。
主に大型バスで路線バス・観光バス・貸し切りバス等全般運転。
班長で2つの営業所の路線も運転してきました。
大手鉄道会社だったのでダイヤ数は平日、土日祝日をあわせて200ダイヤ近くありました。
班長で勤務ダイヤの改善や運行管理者、新人教育までしました。
辞めて行く人の理由をこんなに不思議がられても困ります。
運行ダイヤは会社が決めます。はっきり言って道が空いてても間に合わない設定にされていました。
駅周辺に車が押し寄せてくる時期には駅前から幹線道路に出るまで30分掛ったこともあります。
県境位遠い終点に行くバスを運転している時は最大2時間遅れたこともあります。
挽回する余地は全くありません。休憩も取れなくて食事も抜きで走りっぱなしのこともありました。
兎に角道路に車が溢れています。バスレーンなんか守るどころかバス停に平気で駐車する輩も多い。
それに加えてクレーマーならまだしも喧嘩を売って来る客も多数いましたし、やってられんと言う感じになりますわな。
小泉政権の時にバス5台あれば、バス会社が作れるようになってから、やたらバス会社が増えて運賃の値下げ合戦が始まると仕事の取り合いみたいになり、例えば観光バスを借りるのに10万円だったのが5万円に下がる、そうなると当然私どもの給料もどんどん下がって行きました。
勤続年数と役職の高い運転士は1000万円近くもありました。
今では三分の一位しかありません。
仕事がきつくて給料が安ければ皆やめたくなりますよ
入って1週間で辞めた人もいたし、無断欠勤を繰り返して転職する人もいた・・・
仕事終わって車庫に帰って料金箱精算後洗車したり、ほうきで掃いたり、窓ガラスを拭いたり、コロナの最盛期には室内消毒までしていました。
どこかの幼稚園で降車確認しないで園児を閉じ込めて死なせた奴がいたが、私どもはいちいち1回の運転毎、終点に着く度に忘れ物はないか確認したり、寝ている客を起こしたりするのは当然のこと。
乗っているか乗っていないかのレベルじゃないだろうが、怒りが込み上げてくる。
言えばキリがないが、テレビ局は気楽なものでなぜ運転士不足になっているのか核心を掴んでいないのには呆れ果てる。


