こんにちはM&A会計士の澤村です

たまには本ブログの本来的テーマを書かなきゃな~ということで、今回はちょっと真面目ねたです

タイトルにあるエグゼキューションのコモディティ化という問題です。

M&Aにおけるエグゼキューションというと、契約書や開示まわりのサポートをするドキュメンテーション業務、価格を検討するバリュエーション業務、詳細確認を行うデューデリジェンス業務などを指すのですが、最近、この辺りの業務がコモディティ化、すなわち誰でも扱える一般的なサービスと化しているのではという話です

最近そんな感じがしているなあと思っていたら業界の人もそう感じてきているようなので、思うことをツラツラと

かつて、私がこの業界に入った当時はM&A自体が珍しく、デューデリジェンスとかバリュエーションとかって何?って世界だったんで、こうしたサービスを提供できるところも限られていたんですよね。

DCFなんかも本当にこのロジックでいいの?株式投資リスクプレミアムは何%にしたらいいの?

って手探りの状態でやっていたんですよね、海外のM&A本とか参考にしながら

それがM&Aが活発になるにつれそそうした業務に対応できる専門家を育成すべく、大手では大量の人員を採用し、現場で教育するとともに、マニュアル本も多数出版してきました

ビッグディールが活発に行われている時期は、それが日本のM&Aマーケットのインフラとして有効に機能したのですが大量の人員を必要とする大型ディールが減少してくると人が余っちゃうし独立して活躍する人も増えてくるので、需給バランスの関係から当然市場原理が働いて価格がフィー水準が下がっちゃうんですよね。

つまり、エグゼキューションというサービスが一部の専門家にしかできない特別なサービスだったのが、需給バランスという市場原理で価格が決まる一般商品と同じようになってきたと。

利用者サイドからすると喜ばしい話だし、公正なM&Aマーケットの実現のために、それに従事する専門家の品質向上を目指して執筆したり本ブログを書いたりしてきた私としても喜ぶべき話なんだろうけど、なんかちょっと複雑です。

依頼する側も大手のブランドに頼らなく実質本位で信頼に足る専門家に適正な価格で業務を依頼するならいいんですけど、単なる価格競争になってしまったら嫌だな~といった感じです。

確かにエグゼキューションってちょっと経験積めばある程度はなんとなーくそれらしいものができるんですよね。

でもやはり多くの経験と深い洞察力に基づいた調査と形だけのなんちゃって調査には雲泥の差差があるわけです。

それに単に調査や評価を実施してその結果が出てきたからそれを報告するだけじゃ意味なくて、その結果を踏まえてどうするかという提案力も大事なわけです。

ただ悩ましいのはそうした優れたサービスを提供してくれるかどうかってのは実際に業務を完了した結果でしか伝わらないのですよね。つまり初見のクライアントにアピールしにくいわけです。

あんなDDやったあんなバリュエーションやったという実績はある程度アピールできますが、その案件にどのような隠れた問題があって、これこれこういう調査で突き止めました!ってのも守秘義務の関係で言えないし

で結果として価格でしかアピールできなくなってたりしたら、それはちょっと悲しいかなと

まあ、私自身は今こうしたエグゼキューション業務を主体でやっているわけじゃないのですけど、気になる問題です。


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こんにちは、ホテルジャンキー会計士の澤村です。

日経にラッフルズ大阪進出とかあったんで、フォーシーズンズ京都に続いて、外資系高級ホテルの関西進出が相次ぐな~と思ってたのですが、よく読むとちょっと違うようです。

ラッフルズメディカルグループというシンガポールの病院だそうです

先日のフォーシーズンズ同様メディカルツーリズムを目指すとのこと

なんかググって見たら1月くらいにも同じニュースあったね。梅田北ヤード進出予定とあったのが、今回の記事では招致する阪急阪神はラグザ大阪希望するが、先方はハービス大阪を希望するとのこと

要は富裕層向けのメディカルツーリズムだからホテル阪神じゃなくてリッツカールトンそばにしてくれという意味でしょうか?ホテル阪神ならトラッキーに会えるのにw

ってことは、あのラッフルズホテルとは直接関係ないのかな?さらっとググってもよくわからなかったんだけど、詳しい人教えてください




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こんにちは、アニオタ会計士の澤村です。




磯崎先生までハマった「まどか☆マギカ」の何が面白かったかって、




やっぱり「この次どうなるの?!」っていう熱狂的興奮があったんですよね。




このアニメは、俺たちをどこに連れていくんだろう?っていうワクワク感がハンパなかった。






「ハルヒ」とか「けいおん!」とか、最近のヒットアニメも楽しんできてはいたが、




「ハルヒ」は原作を知ったうえで、それをどう料理してくれるんだろうというのが楽しみポイントであり




「けいおん!」は、単に「あずにゃーん!」なわけで、物語がどう展開するかというのは、ポントではなかったわけです。




アニメの物語的楽しさってのは、正直エヴァンゲリオン以来といってもいいくらいだったわけです。






現在のマニア向けアニメビジネスの基本システム(アニメの制作費用は、テレビ放映料ではなく、アニメ映像自体をビデオやDVDで消費者に販売することで回収する)は、エヴァンゲリオンで完成したといわれていますが、皮肉なことにエヴァンゲリオンが生み出したこのシステムは、エヴァンゲリオン的面白さをもつ作品が世に出る機会を狭める結果を招きました。




具体的に言うとオリジナルアニメの減少です。






マニア向けのクオリティの高い作品を作るとなると、当然制作コストが跳ね上がります。




しかしながら、制作コストをかければ、売れるかというとそうとは限りません。




そうなると、資金力の少ないアニメ制作会社のみで作品を作るのは難しくなり、製作委員会方式と呼ばれる




アニメにかかる複数の会社がお金を出し合って制作費を工面するという方式が主流になりました。




そうなると、売れるかどうかわからないオリジナル作品より、原作があって、ある程度売上が読める作品のほうが資金を集めやすくなるのが道理であり、オリジナルアニメが減少してきたのです。




それでも、まだ作れば売れた時代ならよかったのですが、2005年をピークにアニメ売上の減少トレンドに替わって以降は、よりその傾向が強まったといえます。




そのように減少が続いてきたオリジナルアニメですが、最近この動きに変化が見られます。




それが、オリジナルアニメへの回帰です。