こんにちは、M&A会計士の澤村です。

 

西武百貨店の池袋本店でストライキが予定され、実施されると百貨店としては60年ぶりのストライキになるとか。

 

ストライキのきっかけが、西武百貨店を運営する株式会社そごう・西武の株式をその親会社であるセブン&アイホールティングスが、同社株をフォートレス・インベストメント・グループというファンドに売却するというM&Aなんですよね

フォートレスが、買収後に西武池袋本店のメインテナントとしてヨドバシカメラを入れる計画で、それに対して従業員側が雇用維持に関する不安からストライキを実施する予定とのこと

 

M&Aに反対してのストライキということで、M&A業界の人間にとっては、M&Aに対するマイナスイメージにつながったら嫌だなあと思う反面、雇用される側でいうと今回のようにいわば業態変換を伴うようなM&Aだと雇用を心配する気持ちも非常によくわかるので複雑なところですね。

 

という一般的な感想もさておきながら、このニュースを観て一番思ったのは

 

「この状況で、成瀬ならどうするだろう?」

 

成瀬って誰?

はい、こちらの本のヒロイン、成瀬ちゃん

 

 

 

 

無茶苦茶面白い本です。

かつて滋賀県の県庁所在地大津市で市内唯一の百貨店である西武百貨店が閉店することになったときに、中学生の成瀬が西武百貨店への感謝の意味を込めて実施した行動や、高校生になって東京に来て池袋西武店を見たときの思いなどを読むと、非常に趣深いで是非読んでみてください。

 

ついでに、非常に大津愛にあふれる作品ですので、その流れで、この秋公開のこちらの映画も見られると面白いと思います。

 

 

 

 

 

西武の話に戻しますと、もしかしたら、西武池袋店の前に、たくさんの成瀬が、ライオンズのユニフォームを着て中継映像に出てくるのかもしれませんね。