こんにちは、M&A会計士の澤村です。
アニメビジネスの話に入る前に、忘れないうちに企業価値評価関連での良書が出たのでその紹介
- 超入門 企業価値経営―実践コーポレート・ファイナンス/山本 一彦
- ¥2,730
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いやー、すごいです。
「超入門」とデカデカと書かれているだけあって、非常に分かりやすいだけじゃなくて
非常に実践的です。
DCFやマルチプルもこの本を読めば一通りのものができます。
DCFを理解する上で難関なポイントとなる株式投資リスクプレミアムについても実際の国債利回りと株式投資利回りの実績データを出したうえで、ちゃんと明示しているし(これじゃあ、IBOTTOSONNも商売あがったり?(笑)
マルチプルもYAHOO FINANCEからデータを引っ張ってくる方法を示したりと非常に実践的です。
こういうテクニカルの詳細な実践的部分ってなんとなく企業評価の専門家によってブラックボックス的扱いとなっていたのですが、よくここまで書いたなあというのが正直な感想です。
やはりこういう企業評価は、本来、M&Aを実行する企業そのものが、各種評価手法の特徴や限界を知った上で、自らも実施すべきというふうに私も考えておりまして、こうした形で一般の方にも分かる形での本が出るということは、歓迎すべきことだと思います。
ある意味企業評価というのは、M&Aの世界の基礎言語的なものであり、その部分が専門家にしかわからないのでは、M&A自体をわかりにくい難しいものとして、一般的な広がりを妨げる要因の一つとなっていたのではないかと考えられるわけで、こうした基礎言語を一般にも広めていくことも、我々専門家の役割ではないかと思うわけです。
本ブログも、こうしたM&Aの基礎言語を一般の方にもわかりやすく伝え、M&Aをより一般的な存在に近付けるための一助になればと思います。