こんにちは、M&A士(エムアンドエーザムライ)の澤村です。


まだ、東京出張中です。


日帰り出張ばかりだった東京ですが、今回3泊もあったので、結構おのぼりさんしてました(^_^;)


丸の内やら汐留やら、六本木やら、大崎やらと、新しい高層ビルの林立するエリアをいろいろとほっつき歩いておりまして、改めて世界都市TOKYOの勢いを感じております。


2003年問題とか騒がれていましたけど、その後もオフィス需要は旺盛で、これら新しいオフィスビルの入居状況も順調で、東京だけ見れば21世紀に入ってから、不況なんて他人事だったのじゃないかとも思えます。


私が初めて東京に来たのは、つくば万博のあった1985年で、そのときは高層ビルなんて新宿くらいにしかなくて、大阪との差はそんなに感じなかったのですが、残念ながら今はぜんぜん違いますね・・・。


別に大阪に高層ビルがガンガンできて欲しいってわけじゃないし、ミナミや京橋やら鶴橋みたいな街の猥雑さってのも魅力だと思うけど、やっぱり現在のこの東京への一極集中っていう状態は関西人としてもどかしさを感じる。


よく東京の人に「なんで関西にいるの?M&Aやるなら、東京しかありえないでしょ」みたいなことを言われることがあるんですが、なんつーか、そーいう状況が悲しい。


関西の地盤沈下が叫ばれて久しく、関西系企業のほとんどが東京に本社機能を移転してきている。そのため、企業をとりまくインフラ(金融や、コンサル、弁護士などの専門家)も東京に集中し、それがさらに東京集中に拍車をかけている。


M&A業界でも人員は、東京に集中している。

村上ファンド事件なんかでは、村上氏とGCAの佐山氏という、東京に出てきた関西人同士が対決していた。ちなみに、時の福井日銀総裁や竹中平蔵大臣も関西出身だ。


狭い日本で、大阪がどうだ、東京がどうだって言ってもしかたないだろうとも思うのだが、その狭い日本なのに、なんでこんなに東京に集中しなきゃなんないのだとも思う。