これまで散々お伝えしていますが、あたし五所川原乱子は褒められて伸びる子です。


で、いつまでも乱子ちゃんが成長しないとご心配いただいているのなら、ぜひこの機会に手放しで褒めていただきたい。雨後の竹のごとく、青天井で伸びていくと思われます。早く! あたくしを褒め散らかしてちょうだい!


とはいえ…これまでのあたしの人生、褒められたりお礼を言われたりすることがとことん少なかったのです。それを突然「さっきの件、ありがとうね」とお礼を言われた場合動揺してしまい、とっさに出てくる言葉は「あ…いや…すみません」だったりするわけ。ここは大人として毅然と「とんでもないです」と言いたいじゃない。


「とんでもないです」
これが使えるようになったらたぶんオトナね。
あたしは反省でなく、謙遜がしたいの。


最近、気になるオトナっぽい言葉は「マッチポンプ」。
使いたくてしょうがないんだけれども、なかなか使うタイミングがありません。「ほら、あの件は、彼のマッチポンプだから」とニヒルに伝えたいじゃない!


あと「今日は“ごとうび”だから混んでる」とか言われると、オトナね~と思わない? オトナというかオジサンかしら? 普通道が混んでても「あぁ今日は“ごとうび”だったか」なんて思わないもの。背伸びしたい時はたまにタクシーの運転手さんに「今日って“ごとうび”だから混んでますかね」なんて話しかけてみますけど…。


手帳に書き込んでカッコいいのは「MTG」。「打ち合わせ」を「ミーティング」と英語にして、それをさらに「MTG」と略しちゃうなんてオトナだから出来ることですよ。あたしは一時期「MTG」を覚えて以来、仕事で見かけるアルファベットは何かの略字なのかしらと考えるようになりました。案外会社名だったりしてがっかりするんですけどね。


ちなみに、あたしが大好きなオトナ語は「NR」!
ノーリターン! 直帰! もう会社には帰らない片道切符! アディオス!

突然ですが、あたくしダイエットをしようと思います。


乱子ちゃんの生活をご存知なら想像がつくでしょうが…相当不規則。1年前より、かなり大きくなりました。子供って見ない間にずいぶんと大きくなるもんなんですけど、大人もですか? 曖昧な輪郭が、日々膨張を続けています。ビックバンも間近。


年内中に6キロ減が目標。三十路女のダイエット日記なんて、くその役にも立たないので今後ここで言及することはないと思いますが、一応覚えておいてください。次回お会いする時、五所川原乱子はいいオンナになっている予定です。


もし、ダイエットが成功すれば、ここはひと肌脱いで、シルク姉さんのように2012年度カレンダーでも作りましょう! とりあえず、近所の写真館にヌード交渉しておきます。


これまでも「背中が大きくなった」「顔がまんまるになった」「足が太くなった」と失礼な愛あるご指摘を多数いただいていましたが、実はあんまり気にしませんでした。ビールはいつだっておいしかったし。そんな、自由とビールを愛するあたくしがそこまで思い詰めたかというと…。


ことの発端は、先日のハロウィン。


周囲の反対を押し切って購入した、ミツバチの衣装を身につけた自分の姿があまりにもひどかったわけです。それでやっと現実を直視することができました。今までは、姿見に裸で映っても都合のいい脳内フィルター効果で痩せて見えていたんじゃないかしらん…。


キャミソール部分が黄×黒のストライプ柄の薄手のジャージ素材だったのですが、体のラインというより肉のラインが丸見え。ミツバチというより芋虫の横腹みたいになっていました。そりゃぁも、グロテスクで恐怖におののきましたよ。まさにハロウィンの夜にぴったりなんだもの。
さらに、しょんぼりしてそれを脱いでしゃがみこんだ時の己の腹の三段腹っぷりに再度戦慄。鏡でみると、ちょうど『アラレちゃん』とかの“巻きグソ”を横から見たみたいなの。ぷりん、ぷりん、ぷりんと可愛く3段にお肉が重なっています。こいつはひどすぎる。


あたしだって華奢で可愛くありたいじゃないですか。
そんなわけで、ビールをがまんして運動します宣言。
(酔っ払ってこその可愛い乱子ちゃんなんだけどねぇ)

先日電車に乗っていると、指の関節がやたらごつごつしたお婆さんがいました。ナニダコができているんだと、よく見ると指の関節にピップエレキバンが貼ってあるんです。指は動かしづらくないのかしら。そもそも指に貼って効果があるのかしらん。


電車での一期一会も大切にしている五所川原乱子です。
あなたとの出会いも大切にしたい。
俺だけを見ろ。


最近、仕事にやる気が起こらなかったり、ひと段落ついたなと思ったりしたら歯磨きをしています。トイレの洗面所に立って、鏡を見ながらボーとしているといい気分転換になるんです。毛穴が開いているとか、鼻毛が伸びたとか新陳代謝を繰り返す己の肉体の変化も観察することもできます。それよりもなによりも、パソコンから離れることができるってのが大きい。


そんな話をすると、この時間の使い方は喫煙タイムに近いと言われました。
なるほど…。寝起きの一服。食後の一服。歯磨きといっしょです。喫煙所がないと吸えないってのも、洗面台がないとできない歯磨きといっしょ。


歯磨きとタバコの大きな違いは、他者とのコミュニケーションがとれないことでしょうか。喫煙所で「すみません、火を貸してください」とは言えますが、洗面所で「すみません、歯磨き粉を貸してください」とは言えないわけで。それよりも、泡だらけの口で会話なんかできないんです。基本的に女子トイレにこもって磨くので、新しい出会いもありません。


そんなトイレで一人歯を磨いているのに比べ、喫煙所での当たり障りのないコミュニケーションってなんて魅力的なんでしょ。


狭い空間での気まずさで、普段会話することのない他部署の人とも会話することがあるでしょう。周りにだれもいない気楽さから、まさかの裏事情を知る機会もあるかもしれません。喫煙所ってタバコを吸うという一部の人たちだけに許された、秘密の花園なんですね。


なんだかちょっと羨ましい。