「それは、私のおいなりさんだ」
すみません。ほとばしる、変態パッションのせいでおかしな言葉を口走ってしまいました。フォォォォォォォォ! 先日GWにひとりでこっそりと観に行った映画「HK/変態仮面」のせいですよ。フォォォォォォォォ! この、RG12規制のかかった短観映画に久しぶりに鼻血が出そうなほど興奮しました。人生初、スタンディングオベーションをしそうになったぐらいよ。あたしは映画館の大画面から顔面に向けて変態仮面様の「地獄のジェットトレイン」をくらったの。きっとこれは恋。変態に恋してはいけない。そう思えば思うほど、あたしの胸は高鳴るのです。キュンキュン。そんなあたくし、夜な夜なパンティ代わりの美容マスクを顔に貼り付け、変態仮面様のポージング研究をしています。
で、この「HK/変態仮面」のなにがこうもあたしの恋心をがんじがらめの「空中亀甲縛り」したかと申しますと、そのクオリティの高さです。原作はたった1年間だけ『少年ジャンプ』で連載されたマンガ『究極!!変態仮面』ですよ、だけど当時少年少女に大きな影響を与えたマンガなんです。あの変態な名台詞、そしてポージング…この数十年間、あたしの脳みそから抜け落ちたことはありません。それが実写で、それも原作を超えるほどの変体っぷりで再現されているのです。
乙女のあこがれ「美少女戦士 セーラームーン」で現れる「タキシード仮面」は、素顔も爽やかイケメンがタキシードを着こんで胸にバラをさして現れました。変態仮面はその真逆、すべてを脱ぎ捨てパンティの仮面と網タイツ、そしてブリーフ姿で現れるのです。そしてなんの役に立たなかった非力なタキシード仮面と違い、己の肉体を駆使した数々の切れのある技で迫りくる敵をなぎ倒すのです。その戦いのほとんどが敵の顔に自分の股間を押し付けるなどの精神的ダメージ、暴力で解決しない紳士的な振る舞いです。これこそ、真のヒーローではないでしょうか。あたしが恋しないわけにはいきません。さらに、主人公・色丞狂介を演じる鈴木亮平君のキレキレの肉体美、腰の動きもヒーローの名に恥じないすばらしいさ。アップになったおいなりさん脇のVラインの処理もばっちりです。あぁ、あたしの網膜にいつまでも焼き付けておきたい…。今あたしの網膜を移植した場合、もれなく美しいおいなりさんが目前に現れるはずです。
それだけではありません、特筆すべきは敵役のヤスケンこと安田顕さんの変態ぶり。後日ネットで調べるとオフィスキュー社長は「顕ちゃんは変態なのに変態の役が全然来なかった。今回、変態の役が来て本当に良かった」と喜んでいたそうです。北海道在住・出身者にこのヤスケンさんの怪演っぷりを伝えると「やっぱり」と皆さんが一同に嬉しそうな顔をするほど、ヤスケンさんの変態さは道民に愛されているようです。劇中彼がどれだけ自分が変態であるかを独白するシーンがあるのですが、ものすごい変態なことを熱く語っている姿に観客はドン引き(笑) ヤスケンさんには、この映画でぜひ助演男優賞をとっていただきたい!
さて、ここまで読んでもまだ「変態仮面」を見に行くなんて恥ずかしいわ。とお考えの諸君。変態仮面を一人で観に行ってしまった自分の姿を想像してみてください。「周りからはすごい変態だ見られているかもしれない…恥ずかしい…どうしよう…」。その屈辱的快感で、気分はエクスタシー! さらなる変態的一体感を味わえるのです。
さあ、勇気を出して映画館へWELCOME!
「HK/変態仮面」
脚本・監督:福田雄一 主演:鈴木亮平 原作:あんど慶周
公式ホームページ
http://hk-movie.jp/index.html






