恋はいつ落ちるものなのでしょうか。
カレ（彼女）の何気ない仕草や笑顔、何かに夢中になる姿や、仕事で大変な時に励ましてくれたりといろいろありますが、落ち込んでいる時に何気なく慰めてくれた瞬間、恋に落ちてしまったなんてこともよく聞きますよね。
私の友人、Ｔ夫もその１人です。
Ｔ夫はバツ一です。今はプラスワンとも言うそうですが。
T夫は、寅卯天中殺（とらうてんちゅうさつ）です。そう、最近まで、２月、３月と月の天中殺（てんちゅうさつ）でした。
１月にみんなで飲んだときに、「来月から天中殺（てんちゅうさつ）に入るから気をつけてね！」と言った矢先でした。
Ｔ夫はデパートに勤めているのですが、宴会場をダブルブッキングするというミスをやらかしたのです。お客様からも、上司からも相当に怒られ、針のむしろという時に、缶コーヒーをそっと差し出してくれたのが、３歳年上のＹさんでした。
Ｔ夫はたちまち恋に落ちました。それからすぐに月の天中殺（てんちゅうさつ）に入ったのですが、それまで算命学のさも興味を示さなかったのに、恋バナ相談でよく電話をかけてきました。
最近まで、「愛だの恋だのからは卒業した！」なんて言い張ってた人が、急に恋に落ちるなんて、これも天中殺（てんちゅうさつ）の仕業なのでしょうか?
天中殺（てんちゅうさつ）中は恋に落ちやすいと言われます。特に月の天中殺（てんちゅうさつ）は効果絶大です。
天中殺（てんちゅうさつ）は、心と体がアンバランスになる時です。普段、しないようなミスをしてしまったりするものなんですよね。
いつもの調子を取り戻そうと、焦れば焦るほど、事態が悪くなったり、悩みがどんどん深くなっていったりします。すごく心細いし、泣きたいしといった心境に陥るので、誰かにすごく頼りたくなります。
だから、恋に落ちやすいのです。心細い時にやさしくしてくれた人を好きになったりもします。
よく、天中殺（てんちゅうさつ）の恋は、サングラスをかけて相手も見ているようなものだから、天中殺（てんちゅうさつ）が明けたら、冷めるとも言われます。
天中殺（てんちゅうさつ）が明けて、しばらくたった頃に、「どうしてこんな人、好きになったんだろう」って。
でも恋って、天中殺（てんちゅうさつ）でなくても、誰でも魔法がかかったような異常な状態になりますよね。恋は錯覚とも言うし。第３者から見たら、どうしてあんな人がという人を、王子様のように崇めるんですから。
天中殺（てんちゅうさつ）だから出会えるという人もいるんです。天中殺（てんちゅうさつ）に、恋愛や結婚のチャンスが巡ってくる人もいますし。天中殺（てんちゅうさつ）は、自然の流れに身をまかせるのが一番、後悔しません。意識して避けたりすると、倍返しで天中殺（てんちゅうさつ）現象を受けるなんてこともあるんです。
ちなみにＴ夫の恋は実りませんでした。でも、Ｔ夫、今、新しい恋にやる気満々です。愛だの恋だのはやっぱり必要。幸せになるんだよ～。
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