Sleepless Town - in Tokyo- -130ページ目

鑑賞教室の雑感

昨日は学校がお休みなので、団体は大学生or専門学校の生徒または留学生が来場しました。

留学生の国籍がバラバラで、名札にカタカナで「フランス」「インドネシア」とプリントがありました。

チラシを見たときは、鑑賞教室なのにジミな演目でいいのかなと不思議に思いました。

しかし、そういう疑問は観劇後はゼロになりました。

こんな時代だから、上演すべきではないかと。常識では考えられない事件(出会い系の怨恨、
祖父母がだまされる特殊詐欺など)が多い今日この頃、ほのぼのとした夫婦や家族の情愛は
必要です。

ただ、終わってからブログ仲間とも話したのですが「留学生さんには伝わったかな」と。

国籍にもよるけど、大家族で生活するインド・中国なら伝わりそうですね。フランスは個人主義の
国なのでどうかなあ。

もう1つ、虎之介クンが森鴎外のボードが出たときに「ザビエルという人もいました」といいました。その時は「それはないでしょ」と思ったが、本を読まない学生だったらわからないかも。

しかし、教科書のどこかに出ている気がするのですが。そういう自分もさだかではないわ(苦笑)

ぢいさんばあさん

幕間で竜雲さんとトーク。と、「知り合いがいる」というので食堂の先をみると爺サマが。


毎回、演目にあわせてあれこれ加工してます。3月はほおにx印がついてました。
6月はじいさんバージョンですね。


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ぢいさんばあさん


義弟の不祥事のため、京都送りになる伊織。桜にも別れを告げ、小さい子をあやしながら
「大きくなれよ」と寂しげです。

パンフレットの桜は、2幕目でわかります。京都にいる伊織にるんが庭先の桜の花びらを送り、
仲間との飲み会の時に散らすシーンです。おもむきがあり、いい感じでした。

小さいいさかいで下嶋を切ってしまい、さらに遠方送りとなる。


2幕後に5分休憩があり、トイレにいくと「セリフが現代語に近いからわかりやすい」の声があり
ました。

3幕目。37年ぶりに家に戻った伊織とるん。最初は年月のせいでお互いがわからず、「どなた様
ですか」と不審に思うが、伊織のクセで夫婦とわかる。

現代ではまずない、という場面が多いのですがお互いを待ち続けての再会に感動しました。
扇雀さん、橋之助さんの見事な老け役にも驚きました。特にるんは歩き方が1幕と3幕では
全く違い、3幕目では町でみかけるお年寄りと同様に見えました。



終演後は、くろごじいさんに早変わり?

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歌舞伎のみかた

情報館で「歌舞伎入門」をみてから、大劇場にいきました。

正面先で、くろごちゃんがファンサービス。

1Fの着物のお姉様たち、留学生さんにも大人気です。

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歌舞伎のみかた、解説は中村虎之介さん。

成駒屋の役者さんたちと、さまざまな役や舞台装置を楽しく解説しました。

見得と、女方ポーズは「全員参加です」というものの、素人にはわかりにくい。

ぢいさんばあさんの解説もありました。

最初に森鴎外の写真がでました。「1回であたりましたね。ザビエル
いう人もいました」

そんなアホな・・・

30分でしたが、楽しいレクチャーでした。

素襖落

suou




あらすじはこちら。

メンバーが違うと、同じ演目でもどこか違うものがあります。

twitterにも書いたが、そもそも松緑と幸四郎では「泥酔度」(?)が違います。
以下、各配役の比較です。

太郎冠者

松緑バージョン:飲むとだんだん酔ってくる。
幸四郎バージョン:目が座ってる。深夜3時、タクシーがないぞ的な。

酒を所望する場面で、南座よりは笑いが少ない気がしました。役者というより、関東と関西の
笑いのツボの違いかもしれませんね。


大名某

権十郎:どっしり感がある。
左團次:さらにどっしり&意地悪っぽさをプラス。

次郎冠者

巳之助:踊りがよい
亀寿: 声がよい  

姫御寮

新悟:娘らしさがでてる
高麗蔵:若女主人的な (高麗蔵さんも、ポイント高いです)

小道具のチェック。6月の舞台でも、扇子には蝙蝠が描かれてます。
金・銀の両面に描かれており、イラストタッチで3Fからも立派にみえます。

あと気づいたのが舞台の大きさ。

那須余市を舞うときの太郎冠者と清元とのスペースが、南座より歌舞伎座のが広いです。
南座では、太郎さんのすぐ後ろに演奏家がいたイメージがあります。

3月は松緑メインで見ていたが、6月は全体をすみずみみました。最近はドロドロ系の演目が
多いので、松葉目物は見ていてほっこりします。

大雨でも歌舞伎座にいけます (←弱くても、のパクリ)

名月八幡祭

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昼の部でお祭りを上演中です。そのため、この演目も明るい舞踊劇かと
思い、前日にあらすじをチェックしたら・・・

真逆なドロドロ劇。

芸者美代吉をめぐる、男3人。

藤岡:旦那だが、お座敷でもつれない様子。次第に疎遠になり、後に手切れ金をだす。
三次:博奕好きの情夫。人間的には最もアウト。ただ、そういう男に弱いようです。
新助:縮屋=反物屋ですかね。越後のまじめな商人。

鉄砲洲に向かう美代吉をぼーっと見送る新助。田舎出の商人が江戸のいい女に引っかかる、
ありがちなパターン。

美代吉の母親もお金が大好き。新助が「100両作るから、住まわせてくれ」と頼むので了解する。
しかし、藤岡から手切れ金をゲットすると「もう不要になった」とつれない様子。

100両が必要だ、といったのに他から工面すると「もういらない」って・・・
峰不二子の10倍は悪女だあ。

しかも、新助は金のために故郷の土地を売ってしまって帰るところもない。

魚忽の主人が「引き止めなければよかった。また商いを続ければいいじゃないか」となぐさめるが、落ち込み方が半端ない。

反物だけで100両を稼ぐとなると、何年かかるでしょうか。ホントにお気の毒。

そして、事件は深川八幡祭の日に・・・

(深川八幡: 門前仲町近くの神社。あさり入りの深川丼が名物です)

お祭りで道に迷った人の刀をかすめて、立ち去る新助。酔って足下フラついてる美代吉を
小屋の外から刺す。

騒ぎをしった祭りの若衆が、神輿がわりに新助を担いでいく。向かい先は南町奉行所?(謎)

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感想:

大詰めの終了後は、舞台には誰もいません。今までみた中でこのエンディングははじめてです。


劇評によると、吉右衛門以外はみな初役とか。私も初見なので、そのへんは問題なしです。

特に芝雀さんの芸者がよかったです。

役者もすごいが、回り舞台を使わずに場をかえながら美代松の家、祭り、昼夜が微妙に変化する
装置に引き込まれました。

しかし、打ち出しに殺伐な演目をだすのはどうなんでしょう。

上演時間が長いから、蘭平→名月八幡祭りでは重たくなりお客が疲れるから、素襖落をみない人もでると判断したのかな。