八咫烏 | 『もの想い』macoto

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太古の時代

 

カラスは神の遣いとして

 

崇められていた存在でした

 

 

 

八咫烏やたがらす とは

 

天照大神あまてらすおおみかみ の遣いで

 

三本足の大きなカラス

 

その足はそれぞれ天地人を表し

 

神と自然と人とが

 

同じ太陽から生まれた兄弟である

 

ことを示すと伝えられています

 

 

 

ここでも人が特別視されているのは

 

この説もやはり人が創った話しで

 

あるということを意味していると

 

私は個人的に思っています

 

 

 

いまではカラスと言えば

 

ゴミを食い散らかす害獣で

 

忌み嫌われる存在のイメージで

 

真っ黒な姿から不気味や不吉

 

怖いと思う人が多いことでしょう

 

 

 

しかしそれも人が作り出した

 

カラスという鳥に対するイメージで

 

カラス自体はただの鳥として生きています

 

 

 

他の鳥と同じように翼を持ち

 

恋をして家族を持って

 

子孫を生み育てるという意味では

 

私たち人と変わらない存在です

 

 

 

カラスにはゴミを漁っている意識はなく

 

そこに食べ物があるから採るだけで

 

人に迷惑をかけようなどと思っていません

 

 

 

それでも人の都合で悪者にされ

 

人の決めたルールに振り回されます

 

カラスも私たちも同じように

 

人が人のためだけに決めた価値観に

 

がんじがらめになっているように思えて

 

この世の中が息苦しく私は感じています

 

 

 

人が決めたルールには

 

少なからず利害関係が存在します

 

その世界の力の大きな特定の人間が

 

この世界を締め付けているのではないか

 

本当に怖いのは人間なのかもしれないと

 

私はそんな風にもの想うのです

 

 

 

 

 

 

 

 

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202012190900エッセイ初稿

202012192000ブログ投稿

 

あとがき

八咫烏のあた は長さの単位で

親指と中指を広げた長さ

(約18センチメートル)で

八咫は144cmとなるそう

ですが単に「大きいカラス 」と

いう意味で使われたらしいです

 

まぁ三本足の時点で

突然変異じゃない限りは

創り話しだと思いますし

背の低い女性くらいの

大きさのカラス怖いですよね^^;

 

私は昔、自転車に乗ってたら

後ろから飛んできたカラスに

頭を突かれたことがあります

 

そのときは恐怖しかありません

でしたが、調べたらその時期は

ちょうど子育て中のカラスが

ヒナを守ろうと攻撃的になると

知りました

 

カラスも街の片隅で

生きるために必死で

がんばっているんですね

 

私の応援している

サッカー日本代表のシンボル

も八咫烏ですが

サッカーの神様に微笑まれるよう

がんばって強くなってほしいです

 

神の手ゴールで有名な

ディエゴ・マラドーナ氏の

ご冥福をお祈り申し上げます

 

 

 

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