大河の一滴 | 『もの想い』macoto

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映画大河の一滴  (2001)

 

“人生は思うにままならないもの”

 


五木寛之 という作家の一滴の思想が

盛り込まれた映画だと思います


この作品はストーリーどうのこうのよりも

五木作品 の好きな人向けかも知れませんので

あえてストーリーは省略します


“死”という人のチカラではどうにもできないこと

それを考えさせられるような意味では

原作本とは内容こそ違えど

本質は似ていると思いました

 

主人公の幼なじみで恋人のセリフで

「人は未熟なんだ。おれでも君のお父さんでも

いくつになったって人は未熟なんだ。」 と

主人公が愛したロシア人の青年のセリフで

「戦争は誰も幸せにできません。」

というセリフがmacotoは心に響きました


そして主人公の父の生き方に

心を惹かれるmacotoも居ました

 


人は時に思うにままならないことがある

人は必ず死ぬ時が来る

人はいつまで経っても未熟である


きっと人は生まれたときから死ぬまで欠陥を抱えて生きる

“死”という存在を考えて認めて受け入れるその日まで・・・


そしてその日が来て人は熟すのかもしれない

まるで果実が熟して枝から落ちるように・・・

 

たった一滴の水から大きな流れになり

やがて海へと流れ出る


すなわち大河もその一滴から成り立っているのでしょう

人の思想・存在・生き方も同じように

死んでもずっとまた多くの人の心に流れるのでしょう



“死を想うことは生を想うこと”



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