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“人生は思うにままならないもの”
五木寛之
という作家の一滴の思想が
盛り込まれた映画だと思います
この作品はストーリーどうのこうのよりも
五木作品 の好きな人向けかも知れませんので
あえてストーリーは省略します
“死”という人のチカラではどうにもできないこと
それを考えさせられるような意味では
原作本とは内容こそ違えど
本質は似ていると思いました
主人公の幼なじみで恋人のセリフで
「人は未熟なんだ。おれでも君のお父さんでも
いくつになったって人は未熟なんだ。」 と
主人公が愛したロシア人の青年のセリフで
「戦争は誰も幸せにできません。」
というセリフがmacotoは心に響きました
そして主人公の父の生き方に
心を惹かれるmacotoも居ました
人は時に思うにままならないことがある
人は必ず死ぬ時が来る
人はいつまで経っても未熟である
きっと人は生まれたときから死ぬまで欠陥を抱えて生きる
“死”という存在を考えて認めて受け入れるその日まで・・・
そしてその日が来て人は熟すのかもしれない
まるで果実が熟して枝から落ちるように・・・
たった一滴の水から大きな流れになり
やがて海へと流れ出る
すなわち大河もその一滴から成り立っているのでしょう
人の思想・存在・生き方も同じように
死んでもずっとまた多くの人の心に流れるのでしょう
“死を想うことは生を想うこと”
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