永遠の胸 | 『もの想い』macoto

『もの想い』macoto

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キミと出逢ったころ キミは泣いていた

悲しみを胸に秘め 涙を一粒こぼした


ボクはなにも知らずに

ただただその涙をぬぐってあげたいと思った

キミを守れる存在になりたいと願った


その曇った瞳に映るものの

正体を知りたくて 知りたくて・・・


とにかく僕らは無邪気に笑った

ときには愛について語った

見えないものを信じ合った

傷つくたび見つめ合った




ヒトリ孤独な夜は泣いていた

寂しさを胸に抱き夜空の月を眺めた


キミはなにも言わずに

ただただそのクチビル閉ざして運命を願った

キミの天使のような笑顔を望んだ


その涙の理由が語るものが

なんなのかを知りたくて 知りたくて・・・


とにかく僕らは不思議と笑った

ときには夢について語った

見えないものを信じ合った

傷つくたび許し合えた



永遠にこの胸に記憶は刻まれる

たとえ生まれ変わってもそばに居る

この手を離さない


とにかく僕らはふたりで笑った

ときには涙だって流した

見えないものを信じ合った

キミのすべて守り続けた






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