iPod でビデオを見ることの考察
先週、旅行に行った際、iPod も一緒に持って行ったのだが、“一人旅”でなかったためにあまり音楽を聴いたりビデオを見たりすることは無かった。一応、旅行に備えてたくさんのプロモーションビデオ(PV)やテレビ番組を H.264 へ変換して入れておいたのだけど、それらを見ることはほとんどなかった。iPod に限らず携帯ビデオプレーヤーなどでビデオを見るシーンというのは意外と限られていて、一番多いケースはおそらく“通勤時間”ではないかと思う。
家にいるときは何もこんな小さい画面で目を凝らして見なくても、パソコンのモニタなり、テレビで見た方がいいだろうから、iPod で見るのはやはり外出時ということになるだろうし、外出時とて歩いているときは見ないだろうし、もちろん車を運転しているときなど見るわけもない。そう考えるとやはり一番多いのは通勤時間帯、しかも、電車やバスの中ということになるだろう。
携帯ビデオプレーヤーがヒット商品とならない、iPod がビデオ再生を“売り”とせず、あくまでも主体が“音楽プレーヤー”であるのは、利用シーンが限られてしまうのが大きな要因と考えられる。
さて、通勤時間で見るものといったら何だろうか?
まさか映画などをじっくり見ている人はいないと思うが、落ち着かない環境で見るようなものといったら、やはりミュージックビデオ(PVなど)やポッドキャストしたビデオクリップが多いと思う。あるいは、録画したテレビ番組を持ち出して見るというのもアリかと思う。
たとえばわが家では、NEC の PK-AX300 でテレビ番組を“おまかせ録画”しているのだが、忙しいので録り溜めたビデオをなかなか消化できないでいる。幸いにして AX300 は LAN 経由でパソコンに録画番組を高速転送できるので、それを H.264 へ変換して iTunes へ登録するというような仕組みを簡単に作ることができるため、昨晩録画した番組を夜間のうちに iPod へ転送して、朝、通勤中に見る…ということも可能だ。ただし、コピーワンス制限のないアナログ地上波やケーブルTVに限られるが。
同じようなことを考えている人はいるもので、「AX用 iPod 動画変換パッケージ」というものを作り、配布している奇特な方もいらっしゃる。筆者も時間があったらぜひ試してみたいところだ。
AX用 iPod 動画変換パッケージ
ところで、話はそれるが、ハードディスク・ビデオレコーダーで録画した番組は、大抵の場合、ファイル形式が MPEG-2 マルチプレクス形式になっていて、QuickTime 7 Pro では H.264 へ変換できないことは以前の記事でも書いたが 、そのことを知らないユーザも意外と多いようだ。先日、「デジタルARENA」の記事 でも取り上げられていたので、そこで初めて知った方も多と思う。デジタルARENAの中の人も、このブログを読んでくれてたなら、もうちょっと苦労せずにすんだかもしれないのにね。;-p
デジタルARENA - 「【緊急】QuickTime 7 Proでは普通のMPEG-2動画からiPod用動画は作れない!」
第5世代 iPod が発売された時点ではほとんど存在しなかった iPod 用 H.264 ファイルへの変換ソフトも、今現在ではフリーソフト・有償ソフトともにいろいろ出揃い、そんなに苦労することもなくなったと思う。筆者が愛用させていただいている「携帯動画変換君」も、Mac で利用することができるようになり(ただし、ffmpeg のみ。GUI は開発中?)、これからも iPod with Video を取り巻く環境がますます整っていくことだろう。そうすれば、また違った利用シーンも生まれてくるかもしれない。
MobileHackerz - ウェアラブル奮闘日記
関連記事:
iPod 用 H.264 を作成するためのソフト