先日、父の葬儀が終わりまして、その後の手続きが本格的に始まりましたので、記録しておこうと思います。

まだもうひとり(母が)いるから、あとで役に立つこともあるでしょう。(^^;

先週の木曜日に、葬儀会社から「アフターサポートは必要ありませんか?」とご連絡をいただきました。よくわからないまま、確かに手続きとかわかんないよなと思って、お願いしました。

事前の確認で、不動産とか銀行通帳とか、何度も言われまして・・・相続の話がメインなんだろうな、というのは想像がつきました。が、我が両親に相続と言えるほどの財産はありません。(^^;

だから、「今後の手続きを中心に話を聞きたい」とは伝えて、予約をしました。

そして、土曜日。

私の家は狭いので、妹の家を指定して、来ていただきました。あちらの事務所に伺うことはなく、基本的にはこちらにやって来ることになるようです。

いらしたのは行政書士さんでした。葬儀会社が契約している行政書士事務所、というかお金や不動産周りを一手に引き受けるグループ企業になっているらしい、ということがいただいたパンフでわかりました。

最初はやっぱり相続の話をしたそうでした。簡単な家系図を書き始め、所有財産の話をされ・・・具体的に「ない」ということがわかると困惑されているようでしたので、「今後の手続きが知りたい」と改めてお願いしたら、話はスムーズになりました。

そこで、「年金と健康保険と生命保険については手続きをすぐに始めるように」とアドバイスをいただきました。

それで昨日。
残っていた2日間の忌引のうちの1日を使って会社を休みました。

週末に葬儀会社から請求書が届いていたので、午前中にその処理をしました。いやぁ~、個人で収入印紙を使うような取引(振込)が発生するなんて、自分も大人になったな、と思ってしまいました。なんか違うと思いますけど。(^^;

そもそも金額が高いと、最近はカードを使ってしまうので、現金振込をしないから収入印紙を使う機会がないんですよね。。。葬儀会社って現金主義なんだなぁ~、とつくづく思いました。恐らく、その周囲の(関連業種の?)お寺さんなんかももちろん現金主義(?)ですから、そういう環境なんでしょうね、と妙に納得してみたりもしましたが。

午前中いっぱいかかってしまったのは、複数の銀行にバラバラになっている預金を1ヶ所に集めてから振込、という段取りになったからです。平日にもちょこちょこできることだったかもしれませんが、結局丸一日お休みをいただいたので、そこでやったわけです。意外と時間がかかってしまいました。(^^;;;

そのあとは、両親が住んでいた地域の市役所へ行ってきました。(母はまだいますが、過去形。^^;)

image

メインの目的は、父の健康保険証と介護保険の関連です。

まずは健康保険証を返還しに行きました。「父が亡くなりましたので、保険証の返還に」と言ったら、すぐ窓口に案内され、手続きできました。まずは「葬祭費」の手続きをしました。葬儀を行なったことが証明できるものとして、会葬礼状や葬儀会社の領収書が必要となっていたのですが、会葬礼状は開けてみたら汎用的なもので故人の名前も、喪主の名前もなし。領収書は直前に振り込んだばかりだから、銀行でもらった振込用紙の切れ端のみ。ということで途方に暮れかけたら、「これ(振込用紙)の請求書あります?」と言われ、持っていたので提出できました。そこで、葬儀の日付が確認できたので、証明書として扱ってくれました。よかった。

あとは父の名前と住所、そして私の名前と連絡先と銀行口座を記入しました。埼玉県は5万円いただけるそうです。一応、「相続放棄をする予定はありません」というチェックも付けました。もし検討中なら預かるだけ預かって保留にしてもよいと言われたのですが、多分問題ないので、チェックしました。実際には市で預かって、月末にまとめて県に申請するそうで、もしあとから放棄することに決めたら、手続きが煩雑になるのだそうです。まあ、そのときはそのときだ、と腹を括って提出してきました。あとはもう1枚書類を記入して、保険証を返却しただけで終わりました。全部計算して、入金が必要だったら、同じ口座に入金というチェックがあったので、銀行口座情報を2枚分書かなくてすみました。昔に比べたら、だいぶ楽ですね。昔のお役所の書類って全部書かされたイメージです。だから、やってみると結構簡単でした。

次に介護保険証の返還に行きました。同じように「父が亡くなりましたので、保険証の返還に」と言ったら、窓口に案内してもらいました。こちらはもっと簡単な用紙に記入しただけ。同様に、全部計算して入金がある場合のために私の銀行口座もお伝えしてきました。もちろん「相続放棄をする予定はありません」というチェックも付けました。保険証は「今後必要になる可能性があるから」と返還しないで済んでしまいました。意外・・・健康保険証と違って、身分証明書の意味がないので、扱いが緩いんですかね!? あとで不要になったら自分で破棄していいそうです。

ちなみに「葬祭費」は相続税の対象外だそうです。喪主に対して支払われるからなんでしょうね。健康保険や介護保険の精算で、振込が発生した場合、それは相続税の対象になるのでしょう。相続人の口座に入るとしても、もともとは本人が受け取るべきものだったから。。。と私は理解しました。

そのあとはマイナンバーの窓口に行ってみました。実は健康保険証の窓口が最初だったので、そこで「介護保険とマイナンバーの窓口は行ったほうがいい」と言われたのです。マイナンバーについては、まだ返還できないと思っていたので、その確認のつもりで行きました。そうしたら、マイナンバーカードは、返還すると書かれているけど、そのまま保管していていいと言われました。「写真もありますし」と。まあ、証明写真はさすがに大事に取っておこうというほどのものではないですけど。(^^;

どちらにしても、生命保険の手続きで使う可能性がありそうだと思っていたので、助かりました。

それ以外にも、総合受付で廃棄物の処理についても確認しました。最初のアドバイスは、「広報誌に載っている不用品処理の業者」を教えていただきました。まあ、それは自分でも調べられるな、と思っていたら、もうひとつ「環境課」というところを教えてくれました。実際に自分である程度分類ができたら、持ち込み/引き取りでお願いできるそうです。うん、知りたかったのはそれだな、と思いました。詳細については処理の仕方や連絡先が載った冊子をいただきました。これが昨日もらったものの中で一番役に立ちそうです。これからじっくり研究します。(^^;

とりあえず、家を処分するにしても、まだしないにしても、家の中は徐々に片付ける必要があるので、しばらく断捨離な日々です・・・実は実家の断捨離をすると、自分で引き取らなくてはならない荷物が出てくるのは明白なので、自分の家も断捨離しなくてはいけない(そうしないとしまう場所がない)と、先日気づいてしまいました。まだしばらくバタバタしそうです。(^^;

ちなみに窓口でアドバイスされたことがもうひとつありました。水道代の引落を父の口座から母の口座に移す必要があるようです。確かに、電気・ガス・電話は民間企業がやってるけど、上下水道だけは変わらずお役所の仕事だったなと改めて気づきました。そして父の銀行口座を閉じてしまったら、引き落とせなくなってしまいますもんね。。。

実は、これで終わりではありませんでした。

父の手続きだけでなく、母の関連も少し手続きを進めようとしていました。土曜日に行政書士さんからアドバイスを受けていたので、週明けには年金事務所と生命保険会社に電話していたのです。

年金事務所は電話連絡+郵送で書類を受け取ってから対応開始で、生命保険会社は電話連絡+郵送のみで対応できそうなのですが、そこで必要な書類がいくつか出てきました。両親はマイナンバーカードを作っていないので、母のマイナンバーの載っている住民票が必要ということと、印鑑証明書が必要とのこと。「印鑑登録なんてしてない」と言ったら、わざわざ登録して証明書を発行するという手順だとわかりました。。。素直に「めんど~!」と思ってしまいましたけど。思わず「えー!」と言ったので、電話口で「すみませーん」と言いながら笑われたくらいです。

ということで、今度は市民課に行って、代理人で行う印鑑登録の方法を教わって、必要書類(つまり委任状2枚と説明書)をもらってきました。窓口に2回行くことになるので、2枚なのだそうです。なかなか時間がかかりそうだな、と苦笑してしまいました。

住民票はそのあとでいいかな、と思ってしまったのですが、印鑑証明書とは別件だったので、もらってくればよかったかも!? とあとから気づいたときにはもう窓口が閉まっている時間でした。残念!

ということで、銀行+お役所だけをぐるぐる歩き回った1日となりました。

今回は妹は会社を休めず、私1人で手続きに行きましたが、市役所では、相続人は代表の1人のみを登録するということなので、今回は1人で動いてちょうどよかったかな、と思いました。手分けできるほどの書類の量でもなかったですし。2か所で3枚書いたくらいなので。(^^;;;