こんな映画を観ました。

タイトル: アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男
日時: 2017年1月29日(日)19:30~
場所: 東京都渋谷区 ル・シネマ

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最近の私は、すっかりヒトラー付いてるようです。
先日読んだ『ゲルマニア』が戦中の話、先日観た『ヒトラーの忘れもの』が戦後直後、そして今回の『アイヒマンを追え!』が戦後10年ほど経って、当時をもう少し冷静に見られるようになった時代。ちょうど、時間を追ったようでした。

本編の時代は、1950年代後半。
ユダヤ人の検事長がアドルフ・アイヒマンという、ユダヤ人を収容所へ送った中佐を追いかけています。
ユダヤ人であるがために、収容所へ送られた経験もあり、そのときにも本人的に屈辱もあり・・・ということで、私恨なのか、正義なのか。微妙な立場に立たされながらも、正義を貫く姿勢を見せます。
モサドなども出てきて、ユダヤ社会が垣間見えます。

このところ読んだり観たりしていたものは、『ゲルマニア』が迫害されるユダヤ人の視線であり、『ヒトラーの忘れもの』は負けたドイツ人捕虜の話だったので、今回は正義に従って悪者を追う立場ということで、少し心のざわめきは小さかったです。

でも、戦争の痛手はいつまでもいつまでも残っています。それがイヤですね。(--;