今日も雨です。

 一昨日から降り続きですね。収穫もできず困ります。

 

 さて今日のテーマはとうもろこしです。

 見て下さい。おいしそうでしょう。とても甘いです。

   

 

 販売所の自治会館に持って行っても並べている先から売れていきます。

 何しろ他の人と比べて私のものは甘いと評判です。

 たぶん有機肥料が味に効いているのでしょう。

 

 でもこのとうもろこしを喜んでいる者が別にもいるのです。

 見て下さい。このひどいありさまを。

    

 

 害獣です。小動物とも言われていて畑の作物が出来上がる時を狙って荒らしに来るのです。

見たわけではないのではっきり言えませんが周囲の人は”ハクビシン”ではないかと言っています。(このブログを書いていてインターネットで害獣を調査しました。おまけで説明します)

    

 皮をむいてまだ熟れていなければこのように食べ残します。本当にひどい。

 

 さかのぼってとうもろこしは4月中旬に苗植えをしました。右の畝と2畝です。5月の中旬まで4回に分けて苗植えをしました。一度に全部収穫するのではなく順を追って収穫できるようにずらして植えるのです。(写真は第1回 4月中旬です)

    

 

 6月初旬 丈も大きくなってきたら倒伏防止のために支柱を立ててさらに横支柱も設置します。これで風や雨が強くとも倒れません。右側畝の奥の方は花が咲いています。

    

 

 図で示すとこのようになります。

 図は1畝1条ですが実際は2条です。縦支柱間隔は2mです。    

        

 

 さて6月中旬 実が大きくなると害獣対策用にネットを周囲にめぐらします。上部にはカラスなどの鳥害対策として黒テグスを張ります。ネットの下はピンで留めています。

 鳥害対策の黒テグスは作業が簡単なわりに効果が抜群で空豆や西瓜にも使っています。以前黄色い糸やピカピカ光るテープも使いましたが効果は格段に違います。

    

 

 昨年はこれでOK。(というか害獣が現れてきませんでした。被害”0”でした) これで今年も万全で思っていました。

 

 6月下旬初め実入りを確かめるとOKです。

 初収穫をおいしくいただきました。

 ところが翌日見ると害獣にやられています。(最初の写真)

 畝間もネットの上も熟れている物から食いちぎられています。(昨年は大丈夫だったのに)

 ネットに登っているのかな?

 疑心暗鬼ですがネットを上段にも張りました。

    

 

 これで安心と思っていましたが翌朝見ると畝間にまたも最初の写真のように食いちぎられたとうもろこしが散乱しています。

 ネットを登って上から侵入しているのかな?これではネットで屋根を作るしかない。ネットは別の人から大量にもらっているので資材には困りません。

    

 

 屋根を張ったからにはこれで完璧。と思いましたが翌朝見るとまた食いちぎられています。

 なぜ? どうして?

 ネットの固定を上下間ネットや屋根ネットでは1m間隔で固定していましたがその間からもぐっているのではと考え50cm間隔で固定しました。

 ネット下のピンも怪しいと思い板材で押さえました。

 

 見て下さい。この重装備。

    

 

 ここまでやれば絶対大丈夫。確信しました。

 

 隣人の畑ではこんなにノーガードなのに食われていません。私のがそんなにおいしいのかな?

    

 

 一昨日雨の中自信を持って見廻りに行きました。

 残念! またやられています。ちぎられたとうもろこしが雨の水の中に浮いています。

    

 

 食いちぎられたとうもろこしがまたも無残に。残念!

 雨が少し小降りになった時にネット周辺の点検です。

 

 ありました。私が出入りしているネットの固定が甘く害獣が通れそうです。またすぐわきにネットに穴が開いていました。残念。もう少し点検をしっかりしておくべきでした。

 出入りが不便ですがガッチリネットを固定しました。

    

 

 そして昨日の朝やはり雨の中みてみると食いちぎられた跡はありませんでした。

 大成功です。多分これで大丈夫でしょう。

 

 今日も昼前雨が少し小降りになったので見に行きました。

    

 

 大丈夫。とうもろこしはかじられていません。これで大成功確信です。

 

 約1週間の仁義なき戦いでしたが勝利を収めることができました。

 来年はネットの穴などないか良く点検します。ネットは上段にも設置します。そして出入口は枠を作って確実にします。

 

 

 (おまけ)

 今回の獣害対策雨が続いたこともあってインターネットで調べました。

 

 まずとうもろこしを狙う害獣としては”ハクビシン””アライグマ””タヌキ”がいるようです。

   

 そしてとうもろこしを食べた後の被害はこのようになるそうです。  

 

 私の被害は茎を倒され外皮をむいてきれいに食べられていることから”ハクビシン”ではなく”アライグマ”か”タヌキ”の可能性が高いと思われます。以前見た足跡からは”タヌキ”のような気がしますが下段ネットの上もやられているので木登りが得意な”アライグマ”の線も捨てきれません。もし”アライグマ”だったら屋根のネットも必要です。

 

 自然は大事にしたいですが作物がやられては困ります。

 どこに調和のポイントを置くか悩んでしまいます。

 

 

 とうもろこしと害獣関連の記事

 

 2021年7月3日 「とうもろこし栽培と害獣(ハクビシン,タヌキ,アライグマ)」

 2022年7月23日 「とうもろこし栽培と害獣対策(天国から地獄へ)

 

 こちらも読んでみて下さい。

 

 2023年も掲載しました。7月29日 「2023年とうもろこし害獣との闘い」も掲載しました。(今年もやられてしまいました)

 

  2024年3月 ついに「アライグマ捕獲」 を掲載しました。読んでみて下さい。

 

  2,024年6月「今年こそは!(とうもろこし害獣対策)」を掲載しました。読んでみて下さい。