前回の続きみたいな感じです。

 

障害を持って生まれた人を「不良」と断じて排除して、そもそも生まれないように人口不妊手術を強制するなどと言うトンデモ法律が48年間も存在し続けたこと。それは日本ならではの見えない「同調圧力」によるものと個人的に思う・・・。

 

 私が就学した1979年(昭和54年)まで重度身障者は義務教育における就学すらできなかった。昭和54年からたとえ通えなくとも定期的に教諭が訪問する形で教育を受けられるようになった。

 

そんなふうに何でもかんでも「違うことは悪!!排除しろ!!」的な風潮が蔓延っていたのだ。

 

 一昨日オンエアされたTBS「報道特集」2番目の特集で「アイヌ民族が未だ差別されている」と取り上げていた。先住民としての「アイデンティティ」を真っ向から否定するような言説を流布してアイヌ民族の存在そのものの否定に繋がるような見方をする人も゙いるようだ。個人の尊厳を否定することにも繋がり゙かねない言説が未だ平然と流布されている現実・・・。それは身近な場面で例えると個性の否定や個人による新しい発想や考え方の否定にも繋がる由々しき事態。

 

「とにかく周りと同じにしろ!!」

「違った意見・新しい発想なんてけしからん!!」

「長いものには巻かれろ!!」

 

 こんな同調圧力で「がんじがらめ」になっているから30年も゙デフレスパイラルが続いてしまったのだと個人的には思います。