私は昨日29日は有給休暇を取得し、一昨日が2023年の仕事納めだった。一昨日夜の高速バスで移動し、昨日の早朝、大阪に到着した。いつもそうだが、大阪に来て大阪ならではの光景や景色を見られると「非日常」を感じられて心地良い。駅構内のエスカレーター立ち位置、電車接近のサインメロディ、駅構内にゴミ箱が当たり前のように設置してあること・・・、自身が住んでいる首都圏では駅構内にゴミ箱を設置していない鉄道会社も増えてきているのでそんなことも関西圏に来た実感の一つになった。

 

タイトルで触れたので、コロナ禍における今年2023年の緩和経過を振り返っておく・・・。劇的に変化したのはやはり、5月8日に感染症分類が「5類」に移行されたことだろう。あの日以来、毎日発表されていた都道府県毎の感染者人数が報道で一切アナウンスされなくなった。電車などの公共交通機関でも、「会話はお控えを!!」「窓を開けての換気にご協力を!!」などのアナウンスが一切なくなった効果は心理的にも大きかったと個人的には思っている。5月8日前にも3月13日からマスク着用が「個人の判断」になったことでマスクを着用している人に「外せ!!」と主張することもマスク未着用の人に「着用しろ!!」と命令することも「ハラスメント認定」されることになった。日本人はコロナ禍前から「マスク大好きのマスク信者」が多かったこともあり、師走になった現在でも4年前に比べてまだまだ着用している方が多いと感じる。私としては、マスクを着用しなくても堂々と街中を歩けることができるようになったことが本当にホッとした。マスクを未着用という事実のみで一時期は戦時中の「非国民」扱いに近い「後ろ指さされる対象」となっていたことを思うと世の中が正常化に向かった実感が大きかった3月13日以降だった。

 

 ビックモーターの不正処理問題、故・ジャニー喜多川氏による性加害問題、最近では自民党安倍派における政治資金規正法違反問題等々、ガバナンス崩壊が明るみになった1年であったと思う。ガバナンス崩壊というよりは、ガバナンス勘違いと表現したほうが正しいかもしれない・・・。プロ野球楽天の安楽智大投手が起こしたパワハラ事件もそうだが単なる「一介の野球選手」であることに変わりないのに後輩に対してハラスメント行為することが犯罪になるとの認識すらなく「じゃれあい・可愛がり」で通用すると思っていた勘違いに端を発していることは明らか!!組織を取り仕切る経営者側も組織の中で働き、細部にわたり実行していくことを求められる末端の一員の側も「ガバナンス勘違い」に陥らないようにしないといけないだろう。「無言の圧力」「目に見えない空気のような忖度」などが勘違いの大きな原因と素朴に思う・・・。

 

昨年のこの「大晦日カテゴリー」で触れた「キチガイレベル」は未だ世界中で跋扈している・・・。ロシアによるウクライナ侵略戦争、イスラエルとハマスによる戦争・・・。ハマスの軍事指令者がガザ地区に住む罪のない一般市民が2万人の被害・犠牲に遭っても「想定内の代償」と平気で言い放ってしまう感覚こそが「キチガイレベル」ではないだろうか??イスラエルもイスラエルである。ハマスを壊滅させた後のこと全く考えないで日本の戦時下でいう「大政翼賛会」的な「行け!行け!やっちゃえ!!」で攻撃することも「キチガイレベル」ではないだろうか??

 

 想像力の欠如が目も当てられないレベルに達した時、「キチガイレベル」が誕生すると私は思っている。自分以外の目の前そして隣にいる他人を慮ることから、戦争でいえばミサイルや攻撃型ドローンを飛ばすことまで、「これを実行することで、次に何が起こりうるか??」を想像できない人間がいかに多いか??を改めて思い知らされた2023年だった。今年は大晦日には書かず、今日この投稿をもって締めたいと思う。

 

私個人は継続性の中にある!!と今回の年末年始は実感している。特に大きな節目とも思えないので淡々と過ごすことが何よりの充電時間になると思いながらこの休暇を過ごしている。2024年も目の前のことを誠実に取り組んでいきたいと思う。

 

2023年も一日と9時間(33時間)あまりである・・・。

 

大阪・京橋駅前にあるネットカフェにて