書いている今の時点で大晦日も既に昼下がりになっている。外は関東としては珍しく雪が舞っている。「暖冬、暖冬!」といいながら冬らしくなってきた。当たり前だ!だって今実際冬なのだから・・・。
 昨日の日記でも触れたが、年末年始という実感が大晦日になっても全く湧かない。街中を歩きながら「謹賀新年・新春は~日から営業致します。」の貼り紙を見てやっと大晦日であることを感じることができる程度にしか自分としては実感がないのだ。
 今年の総括をしよう!はっきり言ってバタバタ続きの一年だった。「貧乏暇なし」とは誰が作った言葉か分からないが、その言葉が一番私の今年にピッタリはまる言葉である。今年初めて行った場所はハワイと大阪だ。初めてアジアを離れ、日付変更線を越えたことは自分にとってとても大きな出来事だった。2001年のアメリカ中枢同時多発テロ以来、もともと「2年に一回は外(海外)の空気を吸いたい!」という気持ちを根底から覆した。飛行機がビルに突っ込んでいく光景を日本にいながらにしてすぐに目にすることができる現実は「わざわざ出なくてもいい」という気持ちにさせてしまったのだ。でも今年ハワイに行ってみてやはり実際に行ってみないと絶対に分からないたくさんのことを思い出させてくれた。大阪は私にとって「パスポートの要らない海外」と言ってもいいくらいたくさんの刺激を与えてくれた。プロ野球の再編問題で元気がないのでは?と思いながら行ったらとんでもなかった。そんな風に思っていた自分が恥ずかしくなるくらいたくさんの元気をくれる街だった。
 もうひとつ、私にとっての今年の特徴は再会が多くあった年ということだ。10年近く会っていなかった同級生と定期的に会う機会を作ることができた。学生時代に培ったものの大きさを実感した一年でもあったのだ。
 その他世間的には地震・台風・異常気象など普段私達人間が非常にナメてかかっている自然、その自然が猛威を振るった年でもあった。人間は自分達の力で「この世の中をどうにでもできる!」とつい思いがちである。そんな時にこそ自然が「そんなことは絶対にない!!」と人間に教えてくれているのが地震や台風なのではないかと思う。とりとめなく長くなってしまった。今年はNHKの不祥事も多かった。そのささやかな反抗ではないが、今年の紅白は基本的に見ない!!年越しの瞬間も寒いが夜風に吹かれながら桜木町の大観覧車の前で迎えたいと思う。