初めての投稿になりますが、一級建築士になって3年目の28歳が今思う事を書いてみます。

これから、試験を受ける方や、建築に興味ある方、お家を建てようと思っている方などに有益な情報を気の向いた時に投稿できればと思ってます。

ジブリが大好きなので、そちらに引っ張られた投稿もあるかもしれません。


今回は一級建築士を目指した理由から二級建築士取得までです。


  一級建築士を目指した理由

まず一級建築士を目指した理由ですが、子供の頃に自分の住んでいた周りに家が建つとき、すごいなーとバグ然と感じていて、自分も家が建ててみたいなーと思ったのが始まりだったかと思います。その後小学6年生くらいの時に図面をかく建築士という職業があると知り、自分の家を設計することができるようになりたいと本気で考えるようになりました。

きっかけはそんな感じです。

また、高校生の時に、先生と呼ばれる仕事の話になり、医師は人の命を守る、弁護士は人の権利を守る、建築士は人の命と財産を守ると誰が言ったのかは分かりませんが、なんかしっくりきてこの道にすすむことをきめました。


建築士を目指す理由はさまざまではあると思いますが、結構ありきたりな理由だったと思います。


  二級建築士不合格


続いて社会人になってからの話。

新卒で入社した建設会社はとりあえず二級建築士を取得するよう新入社員を教育してました。


無免許運転はさせられないとよく言われてました。当たり前ですね。お客さんからプロとして見られるわけですから。


私もそれなりに勉強してました。それでも二級建築士は学科試験足切りはありますが6割得点で通りますので、半年1日2時間程度で85点位で受かりました。


ところが、製図はとても苦労します。大体今のご時世手書きで図面なんか書かんやろ!って思いつつ必死に総合資格に通い、なんだかんだ50枚位書いて、試験前にはスピードアップ方法を周りの受験生に教えるくらい余裕を持って試験当日を迎えたのを覚えてます。大体40分は程度時間が余る位だったと思います。


しかし、試験当日事件は起こります。


当日私はある程度緊張してましたが、体調は万全だったので、何とかなるさーと会場入り。


試験も順調に進みました。エスキスが終了して図面作成に入り、一階平面図を書いた所で、より良いアイデアがパッと閃きます。時計を見るといつも通り50分は時間が余る状態でした。ここで私は図面を再度書き直すことにして、30分かけてより良い平面を作ることに成功しました。矩計図を書いて、最後立面図の段階に入った時試験官から後10分のコールがありました。


この時私の頭は真っ白になりました。

立面を書くのにだいたい15分はかかるのですが、5分時間が足りないのです。練習時には40分余るくらいできたし、今日も平面書き直しで20分はかかかったけど、あと、30分はあるはずなのになんで??????


完全にパニックで、もはや震えて立面図がガタガタ。後5分でペンを置きました。書ききることが出来ませんでした。


パニック状態でしたが、理由を考えました。

そして、答えに行き着きます。


私の入った会社はこの試験のために5日間合宿をやってくれてました。毎日模試があり、昼食時間の関係から12時から5時で、試験実施をしてました。


ところが、本番は11時から4時なのです。


完全に合宿の流れで時間を考えていた私は、純粋に1時間多いと勘違いした5時終わりから逆算で図面を作成しており、実際は平面図書き直しの時点で50分普段より時間が掛かっていた訳です。


理解した所で結果は、もう変わりませんが結構な衝撃でした。上司には平謝りでしたし…。


一級建築士を取った今なら、1時間異次元に飛ばされてたみたいになってしまったって今では笑話ですが、まあキツかったです。


試験本番はストップウォッチを必携でよろしくお願いします。


次の年無事製図試験にパスして、晴れて無資格脱出できた時は嬉しかったです。


やたら失敗談が長くなってしまったので、

一級建築士試験については次回かきます。

3年前の話ですが、参考になればいいなー。


今回は以上です。