これも何度か似た投稿してますが、攻撃すると言えば近代的格闘技の様にかなり全力的に頑張るか、やり過ぎと言うと全く有り得ない程のやる気無しモードの形しか出来ない大人で無い人がまだまだ存在します。相手を見ればどのレベルの力でやれば良いのか解らないのは、幼稚過ぎるとしか言えないのです。
受手の攻撃方法として最低限の攻撃意欲を持ちましょう
当然相手の技量を見て、勘案して力の調整をしましょう。
他者批判ではありませんが受け手があまりにも攻撃意欲の無い手の抑え方や正面打ちでは武道とも言えません、あくまでも捕手の技量を考慮して、稽古相手の得意不得意を勘案しながら行いましょう。
・正面打は腰をある程度入れて剣、手刀が相手の眉間を切りつける距離であまり寸止めをしない。ただし自分から体制を崩す愚は無用。
・横面打は相手の眉間を斜め下に切るか肩口から反対の腰に向けて斜めに切り下す事、決して真横に振り回さない。自分から体制を崩す愚は無用。
・手首取は相手の手首関節を中指親指で固定化して小指薬指で締る、握るのでは無い。この時自分の手首関節は少し反り、剣を握った形となる。親指人差し指は曲げずに挟み持ち。掌底からの力は相手の方に向ける。
相手の動きを制する事が出来なければ不可とする。
・袖取、胸取、肩取の場合は基本は手首取と同じですが、着物を握りこみ、指の第二指か第三指を相手の体に接触させる。押しも引きもどちらにでも変更される事。初心者(初段程度まで)とは静止状態かれ稽古する。
二段以上になってから引いた場合と、押した場合の理合いの稽古をする。出来る限り乱取りにならないようにして攻め方を研究します。何等かかの理合を会得してから次の段階に入る事。
・後ろからの場合も握った手の掌底を相手の体に押し付けた形から、押しも引きも出来る形にする。腕は自然に曲げた形をとる。衣服をつまんだだけの様な形では稽古にならない。
・衣文締の場合は3種。奥襟を捕り腕を回転させて頸動脈を制する。もしくは腕を回転さえずにそのまま深く襟の奥をつかむ。古流の理合いは奥襟を取って肘を横に引く事。
前襟を取り首を絞めるのは現代風ですので稽古ではあまり行わないが、護身術としては稽古をしておくことも必要。
・突きは基本は帯の結び目を指す形から稽古する事。ただし、相手が明らかに先に動いたり、大きく前後左右に見えるのが見えた時は追いかけてついても可。相手がついてこない形でサバク稽古をすること。回転して避けるのは不可、最も相手がその動きについてきやすい。本来の剣のさばきは瞬時に横にかわしそのまま体を真横に向ける。あくまでも体を回転して避けるのでは無い。
突きの稽古の時も闇雲に突きを繰り出すのではありません。あくまでも最初の突きをかわされて余裕があると感じた時のみに次の突きを出す事。
かわした方はあくまでも相手の突きを抑えるのであり、はじいたりそらす為に腕を押したりしない事、あくまでもぎりぎりでかわす稽古をすべきです。